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| 2005年11月16日(水) ■ |
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| 究極の夢 |
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“人のために何かをするなんて偽善もいいところやわ!”とずっと言ってきた私だけど、もしかしたら最終的に人は人のために何かをするように出来ている生き物かもしれない。
人がそれぞれ持っている“夢”。中でも、某教育誌が『14歳くらいで諦めさせなければならないもの』としている夢、歌手になりたいとか野球選手になりたいとか、小説家になりたいとか。そういう夢は、その人がその立場になることで叶えられる。もちろん、書きたいテーマを書くこと。ベストセラー作家になるなどさらに高い目標を持っている人もいるけど。じゃあ、そこで夢は終わりなのだろうか?夢は現実になってしまうのか。私があれこれ模索して、そして模索しすぎたが故に自分の“夢”が何かわからなくなってしまっている間に、周りの友人知人たちは、どんどん自分の夢を叶えている。スポーツライター、旅行業界に勤めること、高校野球の監督…。そんな彼らを見ているとふとそんな思いがよぎった。
ところが、その考えは変わった。 私の友人で、ライターになりたいという夢を持つ人がいる。最近、編集関係の仕事を始めたばかり。そんな彼と久しぶりに会ったとき、何故か将来の夢の話になった。「早く自分の名前で文章を書きたい」「本を出したい」…彼からはそんな答えが返ってくるのかと思っていたら、違った。
彼は、「球場を作りたい」と言った。子供達に使ってもらうためのものらしい。別の友人は、「よりよい環境で農業ができるようなシステムをつくりたい」と言ってたっけ?2人とも、大きなところに目標があるのに驚いた。私は笑っちゃうくらい自己チューだから、そんな夢、考えもつかない。だから、せめて“球場作り”の応援団になれたらと思う。
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