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| 2005年05月10日(火) ■ |
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| 素敵な抜け道 |
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仕事休み。平日は野球部の練習遭遇率が高い。というわけで、某高校へ。ところが、受付の人に「中間テスト期間中なので、練習やってません」と言われ、ちーん。
泣く泣く門を出ると、後ろには門を出ようとしている野球部員たちが。グラウンドの側を通ったとき、「バット持って帰らな」「グラブは?」などと言いながらグラウンドの道具倉庫らしき場所に入って行った。素振りでもするのかな。
坂の上にある学校で、正直歩くのにはげんなりしていた。ところが、男子生徒が一人、林の中へと入っていく。ん?ここに道あるのか。なんか抜け道のような気がして彼について行った。アスファルトでできた幅の狭い階段が延々と続く。気づいたら生徒を見失っていたが、どうにか民間のある場所に出た。はっと息を飲んだ。懐かしい景色。古い民家、藁葺き屋根、棚田、そしょいて田植えをしているおばあちゃん、おじいちゃん。まるで、遍路道。瞬時にそう思った。思わず、「こんにちは」と声をかけそうになった。目線とあげると、車が行き来する大通り、スーパーなどの高い建物も見える。町中にあった盲点。だけど、この道を通ってよかったと思った。
駅まで徒歩20分強。着いたら太股はプルプル震えた。下り坂で足に負担がきたようだ。遍路で鍛えたはずなのに…。
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