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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2004年09月21日(火)
ウォーターボーイズザファーストを見て思ったこと


 今日が最終回のドラマ「ウォーターボーイズ2」に先だって、夏に行われた男子高校生を対象にしたシンクロの全国大会「ウォーターボーイズザファースト」の模様が放送された。計8チームで争われた大会は、水泳の名門校からそれまで何もしていなかったごく普通の高校生まで、顔ぶれは多彩。ドラマに負けないパフォーマンスが披露された。そんな中、大会を制したのは三重の鈴鹿高専。技はもちろんパフォーマンスが面白かった。ジャンプするときに、思いのポーズをきめた。コマネチしたり、投げキッスしたり。テーマのきもクール(気持ち悪いけど、クールに)が見事にハマッていた。また、それだけではなく、やぐらを回ししたり、水陸同時演技や、天才ジャンパーと呼ばれる選手の3メーターくらいのジャンプを決めるシーンを最後に持ってくるプログラムで、技術の高さもしっかり証明していた。完成度が群をぬいていたように思った。夏。高校生。全国大会。何でこんなに見入ってしまうのだろう。

 でも、一つ不満に思ったことがある。それは、よくあることなんだけど、チーム全体や特定個人のエピソードの焦点を当て、ドラマ仕立てにしてしまっていること。それも悪くないけど、限られた放送時間、中には演技をカットされてしまった学校もあり、それって、どうなんだろうと思った。

 そんな思いにかられたのにはきっかけがある。1年少し前、知人の野球ファンの男性と飲みに行ったとき、彼がこんなことを言っていた。「選手の裏話とかどうでもいいんだよ。親がいないとかそういうことより、その選手はどんな球を投げるか、どんなバッティングをするかに興味があるんだよ」。私はどうして、選手の野球以外の面を知りたいと思う。家族はどんな人?友達の前ではどういう顔をするのか?これまでどういう出来事を経験してきたのか。だから、特別番組や試合中にアナウンサーが話すエピソード、雑誌や新聞の欄外記事が大好きだ。でも、それがあまりに前に出るのってどうなんだろう?彼の話をきいてそう思い直した。

 大会前に母親は亡くなった選手がいたが、番組があまりにもクローズアップしすぎるから、肝心な演技が脇役になっていたような気さえした。そんなエピソード聞いたら、「よくがんばったね」としか言いようないじゃないか。「う〜ん、イマイチ」という感想を持つことを遠回しで禁止さえているよう思える。試合後、「天国にいるお母さんに向かって、メッセージはありますか?」みたいなことをインタビューしていたが、それってスポーツ選手に対するインタビュー?男子シンクロはまだまだメジャーではないから、そういうエピソード的なものを見せて人を惹きつけなければいけないのかもしれない。でも、私はもっと演技が見たかったし、やっぱり演技優先で放送して欲しかったなあ。