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| 2004年07月25日(日) ■ |
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| 負けました |
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4−7ですか。 善戦だと思います、私は。春に比べたら格段よくなったチームだけど、それでも、「5回(コールド)かな?7回(コールド)かな?」って思ってた。
試合は緒戦の峰山戦同様、ネット裏最上段の通路で立ち見。人がごった返していた。前の親子連れのオジさんがスポーツ新聞を見ていた。競馬面だったみたいで、『ヒューマ、エンジン全開!』という大きな見出し。そして、3回に飛び出した4番冨田くんのセンターへの大きな当たりで2点先制♪
面白い展開になった。横のともきちは、「服部くん、出るかな?服部くん、出して」とそわそわしていた(もちろん、「別に(今投げてる)ピッチャーに不満はないねんけどさ」という前置き付き)。いつ見たのか、彼女のちょっとしたオキニみたいだ。「どうやろなあ、あと5点くらい取ったら出てくるんちゃう?」と戯言を言ってみた。
10年前の保護者に久しぶりに会った。当時はともきち中心だったので、ともきちとのトークが弾んでいた。そして、何の成り行きか息子であるOBと話をすることになってしまった。髪型の体格もすっかり変わり、髭も蓄えていたけど、目元は全然変わっていなかった。そういや、そんな彼からともきちは、「全然変わってないですすね」って言われてた。そんな彼が話してくれたこと。彼が野球部に在籍していたときのコーチは、今4番を打っている冨田選手のお父さんだった。「グラウンド来ていたときは、こんなに小っちゃくて。ゴムのボールで遊んでた子が、大きくなって、あんなすごい打球を飛ばせるようになったんやなあと思うと、なんか感動ですわ…」。そう言って、彼は手のひらを腰辺りで左右に振った。私もそのコーチの存在は知っていたけど、何を聞き違えたのか「トビタ」さんと覚えていた。そんな状態だから、幼い日の冨田くんを見た記憶もない。それでも、なんか感慨。(あとでともきちは、「歳を感じて、ブルーになった」って言ってた)
そんな話でボーっとしていると、あっさり同点に追いつかれてしまった。なぁにまだ序盤さと強がってみても、次々入る点数。結局6点。しばらく忘れていた「コールド」の文字が脳裏によぎった。でも、そこで気持ちがキレてしまってグダグダな試合にならないところが、成長の証、かな?
4−6。もしや?と思える試合展開だったが、7回にピンチが訪れた。そんな緊迫した状況にもかかわらず、前のおっちゃんが食べたらカレーのいい匂いが鼻についた。「ああ、カレーのいい匂いがしてる」、思わず声に出してしまった。去年試合中のやきそばに匂いに気分が悪くなったっけ?えらい違いだ。風景はどんなときでも、お構いなくそこにある。そんなのもいいかな。そう思ったけど、ダメ押しに近い1点を追加されてしまった。昔なら、「私が、カレーの匂いなんて、試合から気を逸らしたからや。ばか、ばかっ。」と自責の念に駆られるのだけど、今年は何故かそうは思わなかった。
8回にもチャンスがあったが、よもやというか待ってましたというか、ピッチャー交代。会場がどよめいた。ともきち、キャッ。薄い顔とお尻がかわいくて好きらしい。私は、太股やな。縁あって、2年前の夏に見ているのだけど、そのときから体格の割に太股がしっかりしているのが印象的だった。こんな子が京都にいるなんて、甲子園がまた遠くなるとげんなりしたが、まさか最後の夏にこんな形で対戦するとは思わなかった。8回2死からの登板で、4連続奪三振。違いを見せつけられた。
私は、今までで一番サバサバした気持ちでいた。球場で目のあった保護者の方に挨拶をしたのだけど、そのときもなんか勝ったときのように笑っていた。負けて嬉しいわけじゃないけど、いい夏やったなあという喜びの方が大きかった。通りすがりに、「悔しいねっ」と苦い顔をしていたお父さんもいれば、「ホンマ、よくやったよ、子供らは。まさかここまで出来るとは」と感慨深げだったお父さんもいた。でも、あるお母さんと話をしたとき、「残念でね」と目に涙が溢れているのを見て、「いい試合でしたね」という言葉を途中で止めた。抱く気持ちは違う。=団結していないわけではない。そんな事を思った。
球場で長老と待ち合わせて、ともきちと3人で遅い昼ご飯を食べた。「夏が終わったなあ」。長老がつぶやいた。普段、こんな感傷的なことを言う人ではないのに。「今から秋なんですよ。サンマがおいしい季節です」。そう返すと、長老は小さく笑った。
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