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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2004年07月24日(土)
熱い夏。福井の夏。


 京都から飛び出して、福井へ行った。実は、京都以外の夏の地方大会へ行くのは初めてだ。どうしてそういう心境になったのか、自分でもわからない。東山がベスト8進出を決めてホッとしたんだろな。

 京都駅に出て、サンダーバードに乗るより、米原まで行って、しらさぎに乗る方が安くつくことを知った(フリーターだろ。18きっぷで行け)ので、今日はそのルートを使った。駅を出ると、高校野球速報の掲示板があった。熱かった。大会ポスターや昨日の試合の写真やトーナメント表、何故か星稜・山下監督の記事も張ってあった。よくよく見ると、写真をファンにプレゼントしてくれるみたい。

 球場へは、バスで行く、駅からは少し歩く。駅のすぐ側にソースカツ丼の店がある。お昼前。前に福井の球場に行ったときに食べ物やがしょぼかったことを思い出したので、食べようかと思ったけど、お腹がOKサインを出していないので、停留場へ急ぐことにした。

 バスに揺られて20分。球場へ到着。チケット売り場へ行くと、また熱いものを見つけてしまった。出場全29校のキャプテンによる決意表明が半紙に筆で、書き初めのように書かれている。ベニヤ板に張って、並べられていた。観客は歩く速度をゆるめ、じっと見入っていた。かなり自由に書かせているようで、字の大きさを変えていたり、ナナメに書いていたりした。筆跡も色々。たくましい太字から、丸字、ボールペンで書いたような細い字もあった。言葉も「学あるなあ」と思うものから、笑えるものまで、多種多彩。一番受けたのは、「男祭り」。見ているだけで楽しかった。(全部メモってきました(バカ?)。再下段の※印の箇所をご覧ください)

 第3試合は福井農林vs足羽。思わぬコールドゲームとなった。福井農林のピッチャーがちょっと制球難だったような気がする。2回で降板。そのときの彼の背中を見て、「あ、そうか。私はこの子の後ろ姿が好きだったんだ」と気付いた。ダメだ、思考回路が病んでいる。試合展開からすると、ずいぶんのんびりというか不謹慎。福井農林というチームを気付いたら、気にしていた自分。そのきっかけがどこにあるかにやっと気付いたとき、夏が終わってしまった。

 試合中、前の試合を終えた選手がわらわらとやってきて、私の周りにドカドカ座りだした。若い男性独特の男臭さの中の観戦となった。ふと目に付いた。携帯電話と後ろポケットからのぞいたルイヴィトンの財布。ちょっと萎えてしまった。

 第4試合は、若狭vs鯖江。初回の若狭の攻撃は爽快だったなあ。先頭バッターの打球がカキーンという文字そのまんまの打球音を残して外野に転がっていった。前の試合も含めて、今夏の大会を見て思うのは、初回の攻撃ってごっつ大事やねんなっていうこと。前の試合では、表攻撃だった福井農林はランナーを出したけど、得点できなかった。逆に足羽は四球のランナーをきちんと帰して得点をあげた。ただこの試合は表攻撃の鯖江が初回に1点を上げている。若狭がそれをしのぐ鮮やかさを見せた。7−1という試合結果だけど、点数ほど力に差がないように思えた。同じような強い打球でも、若狭にはファインプレーが出て、鯖江は不運にも抜けてしまった、みたいな感じで最後までズルズル。

 側にスカウトらしき人がいることに気付いたのは、試合の終盤。球団のロゴマークの入った手帳に、後ろポケットからはイメージキャラクターのストラップがのぞいてきた。ツレの若い男性の体格がすごくガッシリしていて、よく見ると本人もなかなかの貫禄。カバンにはストップウォッチが入っていて。時々操作していた。数字を見ると、2・なんたらとあったので、バットスイングの速さでも計っていたのかな?まもなく、その男性は連れの若いのと一緒に球場を出ていってしまった。

 試合終了は7時前。まだまだ明るかった。帰り、チケット売り場前の選手の書き初めの言葉をメモっていると、通りかかった若い兄ちゃんが、「これ、自分で書いたんじゃないっすよ」とツレに年上らしき男性に言っていたのが笑えた。

 恥を忍んでメモったあとは、バスに乗るため停留場へ。ところが広い構内で迷子になってしまった。行きしなバスから降りた場所とは違うところにたどり着いてしまった。どうしようと思っていると、目の前に交番があった。ドアを開けて、最寄りのバス停の場所を教えてもらったのだが、「次の信号を右に曲がるの。側にファミマがあるから、そこを右」。年輩のはげ上がって、横柄に腰掛けているおじさんがファミマって言っていたのがなんか笑えて。ヘラヘラしながら礼を言ってしまった。


 帰りのバスでは、後ろの女の子2人がこんな会話を。
 「何してたん」
 「野球の応援の帰り」
 「海は?」
 「行ってから、野球。ヤバイ、痛い、ヒリヒリする」
 「勝った?」
 「負けた」
 その後、チームのことを何か言っていたみたいだけど、バスに揺れが激しくよく聞き取れなかった。

 駅に着いたらソースカツ丼を!という思いもむなしく、電車発車が迫っていた。バイバイ、小川屋。また来るね。きっと来るから。


※参加29校主将による夏の書き初め(?)

「逆縁の鬼」(福井商業)
「恕」(春江工業)
「全強破倒」(羽水)
「威風堂堂」(敦賀気比)
「完全燃焼」(丸岡)
「全員野球」(美方)
「克己復礼」(丹南)
「疾風勁草」(藤島)
「心・技・体」(敦賀工業)
「たかが野球されど野球」(福井高専)
「めっちゃ勝ちたい」(大野東)
「心」(武生工業)
「綺麗な花は山に咲く」(若狭)
「巣立ち」(鯖江)
「古豪復活」(武生)
「絶甲」(足羽)
「氣を開放しろ!!」(高志)
「心」(福井農林)
「一撃」(丹生)
「魂・根・痕」(武生商業)
「夢への挑戦」(大野)
「メイクドラマ」(科学技術)
「組織力」(敦賀)
「男祭り」(三国)
「Iではなくて、WE」(福井)
「常(声昇)勝」(金津)
「革命」(勝山)
「東魂」(武生東)
「勝ちたいんや」(北陸)