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あるこのつれづれ野球日記
あるこ
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2004年06月19日(土)
親子鷹は、ちょっとやそっとじゃ

 
 ともきちは、ともきちパパと同じ会社に勤めている。とはいえ、支社が違うため、普段仕事場で会うことはない。ところが、今度、パパが所用でともきちの職場に来ることになった。まずいことにその日の朝礼当番はともきち。「げっ、授業参観じゃあるまいし。イヤやわあ」とぼやいていた。前に会ったときそんな話をしていた。

 ところが、その日を来週に控えた昨日、彼女の朝礼当番はなくなった。ラッキ〜♪理由は、パパ。娘がその日朝礼当番であることを知ったパパは、「娘が朝礼当番をする日に行くのはなんだか…」とともきちの上司か誰かに根回ししたのだ。ほっとした半分、娘を信用してへんのかという不満半分。ともあれ、彼女の朝礼当番は、半月ほど延びた。私からすると、いい大人やねんから、娘の朝礼当番くらいで神経質にならんでもと思うのだが、こればかりは親子でないとわからない心境だ。

 親子とは、そういう照れくさい関係である。野球でいえば、こないだ、試合が終わったあと、ズボンをずらしたままそこら辺を歩いてた子が、お父さんに、「○○くん(彼およびお父さんの名字)、(ズボンを)ちゃんとはきなさい」と叱られていた。彼は表情を変えなかったが、それは他の保護者の目があったからだと思う。もしお父さんの二人きりだったら、絶対舌打ちでもしてただろうな。そんなことを感じさせる無表情だった。お父さんは、「あいつ、完璧、家と間違えてんな」と苦笑いしていた。試合間に部員が着替えている光景は見慣れているから何とも思わなかったけど、ああいう姿も長くさらしていると、「だらしない」ってことで親御さんとしては気になるのか。でも、子どもとしては、監督に注意されたら、「ハイ」というのに、親だとどうしても、反抗や言い訳をしてしまう。だから、あまり親に見られているのはイヤだ。多くの子どもの心理はそうじゃないかなと思う。少なくとも、私は今でもそうだ。

 だから、お父さんが野球部監督で息子が部員といういわゆる親子鷹はすごい。お父さんがいくら偉大な指導者でも、家では所詮でお父さんで、その裏の顔を誰よりも知っているのに、そこに照れや戸惑いや反抗や言い訳がない、もしくはそれを越えてしまえるなんてよほどだ。実際、野球部の監督を持つお父さんとは違う高校の野球部にいる息子(もしくは娘)というケースも、少なくないし。

 そういや、うちのおとん。我が家の姉妹が就職活動しているとき、「困ったら、うちの会社で何とかしたる、だから、自分でやれるところまでやれ」と言ってたくせに、結局、何もしてくれなかった。やっぱ、イヤだったんだろうな、親子鷹。

☆そうそう、そのともきちが言ってた。「近鉄戦は行ってみたいわぁ。だって、岩隈さんいるやろ。かっこいいやん♪」。今、近鉄が置かれている状況を全くわかっていない彼女(私もそんなにはわかってないけど)。「近鉄、オリックスと合併するねんで。なくなるかもしれへんねんで」と私が言うと、「岩隈さんは大丈夫やもん」。「ま、エースやからなあ」。「かっこいいから」。こいつは…。でも、世間ってこんなもんかもしれない。私は一応野球ファンというカテゴリーの中にいるから、野球界で起った出来事=社会現象で、誰もが知っていると無意識の間に錯覚をしてしまうきらいがある。自省、自省。