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| 2004年06月17日(木) ■ |
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| ブラスバンド |
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昨日、所ジョージの番組内にある“吹奏楽の旅”を見ていた。名門高校吹奏楽部の新入生が、パートオーディションのために練習を重ね、結果出るまでのちょっとしたドキュメントだった。合格した子も、落ちた子も泣いていた。野球だけではなく、高校生という16歳から18歳という年齢の子ども達には何か人を惹きつけ、感情を揺さぶらせる要素があるなあと思った。私は高校生の野球しか見ていないけど、サッカーやラグビー、吹奏楽を見ても同じものが見えてくるのかもしれない。印象的だったのは、オーディションが終わったあと、不合格だった子が先輩に習って新しい楽器の練習をしていたシーンだ。精一杯努力したダメだったら怖い。私はそういう気持ちが未だにあって、何をするにしろどこかで手抜きというか力をセーブして言い訳や逃げ道を作っている。だから、“負けても悔いがありません”と言い切るスポーツ選手や、不合格になってすぐに新しい楽器に取り組んでいた子の潔さがわからない。でも、がんばりきった方が楽になれるのかな?そんなことを考えた。
ブラスバンドと言えば、高校野球とは切ってもきれない関係。学校のグラウンドへ行けば、3校中2校の割合で、校舎からボーンボーンと楽器の音色が響いている。たまに、大会が近いからかきちんとした音楽が聞こえてくるときもあるけど。何年か前、センバツ大会を目前にした福井商業のグラウンドを見に行った。雪が溶けきっていないためか、グラウンドには人っ子一人いなかったが、ネット裏近くにあるブラスバンドに部室からは、ルパン三世など球場でよく耳にする応援曲が聞こえてきた。野球部の練習は気になるけど、応援するブラスバンドも練習していることは正直あまり頭になかったので、新鮮な光景に出会えたなあと思った。
野球部にとって、試合は本番だけど、音楽で応援するブラスバンドにとって、厳密にはそれが本番ではない。私は詳しくないのだけど、ブラスバンドにはブラスバンドの大会や演奏会があり、それは本当の意味での本番だ。
春、九州へ行ったとこのこと。2日目の夕方、することもなく、大分市内で彷徨っていたら、高校生がビラ配りをしていた。普段なら絶対受け取らないのだけど、知らない町のビラには興味があったので受け取ってみた。見てみると、上野丘高校という学校の吹奏楽部が定期演奏会をするという。明日の朝には大分を出るし関係ないやと思ったのだけど、見てみると、日程は今日の夜。あと2時間ほどで開演。女一人旅の夜はわびしい。行ってみようと思った。ここに野球部があるかどうかはわからないけど、練習中にボ〜ンボ〜ンという音色が響いていることだろう。ブラスバンドの本番を見てみるのも悪くない。
会場に着くと、同世代の高校生たちを始め、立ち見が出るほどのたくさんの観客が詰めかけていた。子どものころはこういう演奏会は退屈で仕方なかったが、この演奏会は、演奏をしっかりきかせることと観客を飽きさせない工夫のバランスがきちんと取れていたので、最後まで演奏を堪能することが出来た。始めは堅いクラシック系の曲が続いたけど、最後は部員がコスプレ(ナースやコックやハッピ姿etc)で演奏したり、踊ったり。客席からは冷やかしの声も飛び交い盛り上がっていた。それでも印象的だったのは、打楽器のまじめな演奏。普段それほど目立たない打楽器だが、ほんま柔らかい音が出るんだなあと思った。ちなみに入場料は500円。球場の入場料には“高い”と文句をつける私も、今回はお得だなと思った。後日、上野丘高校の野球部が九州大会に出場。緒戦で負けてしまったようだけど、ブラスバンドは応援にかけつけたのだろうか?
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