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| 2004年05月18日(火) ■ |
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| 申し訳ないことしたな、と思うこと。 |
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随分前の話。甲子園で阪神の勝利を見届け、六甲おろしを熱唱したあと、阪神「甲子園」駅のホームへ向かった。試合終了後は、恐ろしいほど混雑している。安全対策のため、後に出る急行もしくは普通電車がすでにホームに停車していた。それでも乗客は満員。車内は虎ずくめ、黄色ずくめ。
そんななか、ドア付近にヤクルトの応援ハッピを来た男性が一人。「あ、ヤクルトファンや」。私は何とも思わず、そう呟いた。すると、周りの人の目線は、彼に集中した。ざわざわしたホーム。私に独り言なんて聞こえるはずないと思っていた。
小太りでいかにも大人しそうな彼は、そわそわして電車から降りてしまった。居心地が悪かったんだろう。別に私はそんなつもりで言ったんじゃない。でも、結果的にそうなってしまった。
道徳を問いたくなるほど濃いファンが多い球団のホームグラウンドに乗り込み、勝ったならともかく負けてしまって。しかも、帰りの電車では相手チームのファンがウジャウジャ。それでも、ハッピを脱がずにヤクルトファンを主張していた。たいした愛というか、勇気だと思う。普通なら違和感が辛いだろう。私ならさっさと脱いでしまうか、時間をずらして目立たなくする。それなのに、私はそんな彼に引導を渡してしまったのだ。今でも申し訳なく思う。
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