|
|
2001年02月09日(金) ■ |
|
東山高校硬式野球部関連コラム 「岡島投手の実績」 |
|
父兄さんとお話させていただく機会に恵まれたとき、選手が東山に入ったきっかけや理由みたいなものを訊くようにしている。そこで、こんな話を聞いた。
その選手が小学生のとき、東山高校は選抜大会に出場した。注目は現在巨人で活躍している岡島投手で、大会ナンバーワン左腕という声が挙がっていた。
大会終了後、彼は偶然街角で岡島投手を見かけた。駆け寄って、握手を求めた。岡島投手は快く応じてくれ、彼の丸坊主頭を見て、「野球やってんのか?がんばりや」と声をかけてくれたのだという。
それから、4年後、彼は東山高校野球部の門を叩いた。このときの出来事が全てではないと思うが、少なくとも、きっかけにはなっているのではないかと推測する。
意外にも思えた岡島投手のもう一つの功績。数字に表せない“夢”とか“憧れ”とか…。
彼は、ピッチャーで独特の雰囲気を持つ選手だったが、最後の夏は故障が尾を引いて、マウンドに立つことができなかった。
これから、彼の中で高校野球に対する思いがどう変化するかわからない。でも、いつの日か、結婚し家庭を持ったときに、子供と笑ってキャッチボールが出来る。そんな未来であって欲しい。
|
|