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2001年02月08日(木) ■ |
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東山高校硬式野球部関連コラム 「私と東山をつなぎとめてくれたある選手のこと」 |
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本当言うと、私の中で東山の追っかけは99年夏で終わっていた。あれほど熱くなれる夏は、もうこの先何年応援してもないように思えた。それだけ私の中で強烈な日々だった。もう燃え尽きたと思った。
新チーム結成後の秋季大会は、太陽が丘で一度だけ見た。でも、スコアはおろか、対戦相手ですら記憶にない有様。春の大会も何故見に行ったのかよくわからない。ヒマだったのが、単なる習性なのか…。
ところが、そんな怠惰な私に強烈な印象を残す選手と出会うことになる。その選手は当時、4番ファーストを守っていた。99年夏を応援団として、盛り上げていた選手だ。
「いいな」という基準が、技量を意識したものであるとすれば、お世辞でもそうは言えない(ごめんなさい)。しかし、がっちりした体から元気の良さが溢れていて、見ていて楽しくなった。後輩にも積極的に声をかけていて、“お兄ちゃん”という感じ。この日、見ていた試合は負けたけど、「練習試合を見に行かねば」と思うことが出来た。
試合がつまらなくても、とりあえず、彼を見ていればそれでよかった。そうして、私の追っかけ生活は延命している。
もし、あの試合、東山が一塁側でなければ、彼を目の当たりにすることはなかっただろう。そうすると、今こうして追っかけを続けているとは、考えづらい。
これは、偶然か必然か。答えが出るのは、まだ先の話。
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