|
|
2001年01月10日(水) ■ |
|
追っかけ姉ちゃんの応援回顧録 「姉ちゃん、また来てな」 |
|
夏の大会の楽しみの一つは、なんと言っても試合後に飲むLサイズのジュース。
私たちは、試合中は飲み物を口にしなかった。思いっきりのどをカラカラにしておいてから、球場内の売店に駆け込んで、ジュースを頼む。たいていコーラを飲んでいたのだが、その1杯のおいしいこと!酒を常飲する今日この頃、飲酒以前の自分をあまり考えられずにいるが、そのときにはそのときの楽しみがあったようだ。
カラカラの喉を刺激する炭酸、その場でなりふりかまわず一気飲み。無心になれた。試合を見る目的の一つは、この快感にあると言っても過言ではなかった。
ある日試合終了後、いつも通り一気飲みを敢行していると、トレーナーを着た応援団の部員と目があった。すると、彼は「姉ちゃん、また来てな。」と言った。周りは混み合っていたが、目線で私に言っているのがわかった。
顔を覚えててくれてるんだ…。私はうれしさと恥ずかしさで放心状態になっていた。うまく返事出来ずにいると、彼はもう視界から消えてしまっていた。
|
|