永久という名の瞬間
2004年06月06日(日) ヒュプノスは私を裏切らない?

 夢に翼が生えて、どこかに飛んでいってしまって。
 ただの人間の私は置いてけぼりで、空を見つめて、呆然と突っ立ってる。

 タナトスは私をくすぐるだけで、私の傍らで笑っているだけで、私をかの地へ連れて行ってはくれない。
 だから私はせめて眠りを求める。
 ヒュプノスが私に訪れるだけで、まだ幸せ。できれば永遠に私を眠らせてください。

 今日みたいに、全身がだるくて、脳みそが上手く働かなくて、心が痛むことも少なく、ごろごろと横になってばかりいられる日は、何よりも替えがたく、幸せな日なのです。 

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photo by 東雲