Desert Beyond
ひさ



 ひとり言 /

久しぶりに未明に未明の日記を書く。
やることを進めなければ
いつまでたっても寝れやしないんだ。
それでもこんな時間だからこそ
何か書きたくなってしまうんだ。
何かを書かずにはいられなくなって
どうしても心のもやもやを
文字にする衝動に駆られてしまう。

夜更かしをすると三文得をすることはなく
ただ街も眠るこの静けさの海の
底の柔らかい砂地に
じっと腰掛けることができるだけ
となりの部屋の誰かとか
となりの街の誰かとか
となりの県の誰かとか
その寝息が聴こえてくるようで
そんな事を想うと切なくなる未明です
どこかの国では水運ぶ人
羊の群れと歩く人
市場の帰り、トマトをかごに空を見る人
僕らの国の皆さんは
みんな眠っているのでしょう
優しく明ける一日を夢見て
ふわふわのまるまったねこのように
あったかい毛布にくるまって
みんな眠っているのでしょう

No.2 in E flat major, op.9 No.2

あぁ。ねむい。
眠れることなら眠りたい。
最近パスタを茹でていないという事実。
親子丼の番組がやっていて
それを見てしまった影響。
どうしても食べたくなってしまったのだ。
ねぎは8センチ程に筏のように切り
それを薪を割るかのように半分に切る。
さらに幅広の千切りにする。
ねぎは卵を入れる1分程前に入れるのさ。

世界が眩しいほど
海は濃い青に光る。

カーテンの山のこちらは光で明るい。
カーテンの山のそちらは影で薄暗い。


2007年03月16日(金)
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