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■ 流れ星を確かに見た
ゆうべは街の東の外れに行った。 外れと言っても本当の外れで、 そこは行き止まりになっていて、そこから東には行けない。 東には山があるし、山を越えたりするような道なんてないから。 トンネルだってない。 だから本当に街の最果て。 去年はそこに車が二台くらいしか止まってなかったのに 今年は路肩に信じられないくらい沢山の車が停まっていた。 あまりに車の行き来が激し過ぎて目にヘッドライトも入るし まるで条件が悪かったので少し場所を変えた。
ちょっと戻って横道に入るともう誰もいない。 とても静かで辺りはまるで真っ暗だった。 その横道の行き止まりまで行って車を停めて 持っていった毛布や寝袋を敷いて、最後に寝袋をかけて みんなで寝転がって星を見た。
僕が今まで見に行ったなかで、一番流れ星が見えた夜。 全部で100個以上見た。もしかしたら200個以上かもしれない。 一番のピークだったのは午前2:30頃。 大きい流れ星が3つ4つと連続で流れた。 これが流星雨っていうんだなあ、と思ってため息が出た。 寒い中食べたクッキーと飲んだ珈琲は体をあたためてくれて いつもよりも何倍もおいしかった。
僕が初めて幾つもの流れ星を一晩に見たのは中学三年の夏休み。 家族は田舎に行ってしまって家を明けていたので 僕は友達二人を泊まりに来いと誘った。 僕らは缶チューハイなんかを少し飲んだりして 夜中になると「星を見に行こう」っていうことになった。 家のすぐ近くが森なのだけど、将来出来るインターチェンジの為 一部は崩されてちょうどコンクリートの小さな広場があった。 もちろん工事中で立入禁止なんだけど 僕らは小さい頃からそんなの気にしなかったので 平気でそこに入って寝転んで語り合った。 そんな時に星が流れて、それを三人が同時に見たのだ。 朝までにみんなが10個は流れ星を見る事ができたのだが、 朝になってしまうと流れ星を見た事が夢のようにおもえて そう友達に話すと、友達二人も同じ様に感じていたのだった。
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Photoにatmospheric photographyをアップデイトしました。
2001年11月18日(日)
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