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2020年03月07日(土) ■ |
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言葉を「字」じゃなくて「音」で聞きたいとか |
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映画「天国の本屋 恋火」(篠原哲雄監督)から。 主人公を演じる竹内結子さんが二役を演じているが、 彼女の美しさが、二人の違い、天国と現世の違いを わからなくさせてしまっているのは残念であった。 作品内に何度か「朗読」するシーンが出てくる。 そして、こんな会話が私を「なるほど・・」とへ思わせた。 「本屋さんではね、よく店長に本を読んでもらっているの」 「なんでみんな本を読んでもらいに来るんですか?」 「どうしても他人に読んでもらいたい時ってない? 思い出が強くて1人では読みたくないとか、 言葉を『字』じゃなくて『音』で聞きたいとか」 子供たち対象の絵本の読み聞かせとは違い、 字だけが書かれている本を、目ではなく耳から入れる、 違った五感で感じることができる喜びや悲しみは、 なんとなくわかる気がする。 そう言えば昔から「詩集」は、声を出して読んでいた。 あれって、どうしてだったんだろうなぁ。
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