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2019年11月14日(木) ■ |
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日本武尊を演じる、主役・三船敏郎さんの女装にぶったまげ |
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映画「日本誕生」(稲垣浩監督・円谷英二特技監督)から。 1959年10月25日劇場公開日とはいえ、 大物俳優の、学芸会ばりの演技を鑑賞するだけでも、 見る価値は大いにあると私は思う。(笑) 「原題:The Three Treasures」まで付いていて、驚いた。 さすがに181分の長編だから、途中「休憩」の文字が現れ、 この間に、フィルム交換をした様子が目に浮かび、楽しかった。 ストーリーは「日本武尊の波乱の生涯を中心に 日本の国造りをえがくスペクタクル」なのだが、やはり笑える。 私の住んでいる場所がロケ地だったという情報を得ての鑑賞だったが、 出演者には申し訳ないが、久しぶりに笑った「お気に入り」である。 日本武尊を演じる、主役・三船敏郎さんの女装にぶったまげて、 さらにその姿を見て「美しい、どこから来た、もっと近くに来い」と 引き寄せる俳優陣、よく笑わなかったな、と感心させられる。 台本があるとは思えない、何度も息が合わない戦いのシーンや、 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)をやっつけるシーンなど、 もうこれは、見てもらうしかないな、が本音である。 「この国で1番強い立派な男と言う意味」の「日本武尊」が、 何度も泣くシーンには、正直、ほっこりさせられた。(笑) 特撮あり、戦いあり、恋愛あり、笑いあり・・何でも有りのこの作品、 文句なしに、私の「生涯ベスト5」入り候補である。
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