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2019年02月09日(土) ■ |
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会いたい人も話したい人も僕には誰もいなかった |
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映画「雲のむこう、約束の場所」(新海誠監督)から。 新海作品は、映画「言の葉の庭」から入ってしまったからか、 どうしてもその洗練された背景画に目がいってしまい、 ややもの足りなさを残して観終わった。 メモした台詞も少なく、ピックアップに迷ったが、 ストーリーに関係ないかもしれない台詞を選んだ。 「3000万人以上の人間が暮らす街で、考えてみれば、 会いたい人も話したい人も僕には誰もいなかった」 全体を包み込むイメージに「孤独感」が感じたからだ。 日本には、こんなに多くの人たちが暮らしているのに、 会いたい、話したい、と思う人がいないという淋しさは、 現代の抱える課題にもなっている気がする。 特に高齢者の「孤独死」の記事を目にするたびに、 誰か1人くらい、会いたい人とか、話したい人がいるだろう、 そう思うが、残念ながらそういう人も思い浮かばず、 「淋しさ」を抱えてまま、死んでいく。 主役の少年たち2人を吹き替えをした、 俳優「吉岡秀隆さん」「萩原聖人さん」の声が、 なぜか、そんな雰囲気にピッタリで、驚いた。 顔の表情ではなく、声だけで雰囲気を醸し出す声優に、 拍手を送りたい。
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