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2019年02月05日(火) ■ |
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いい一日を送らずに・・・意味のある一日を送って。 |
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映画「あなたの旅立ち、綴ります」(マーク・ペリントン監督)から。 人生の終わりを見据えた嫌われ者の老婦人ハリエット・ローラーが、 「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意し、 それを実行に移す行動力は見事なものだった。 特に、81歳でDJになった彼女のラジオ視聴者へ向けたメッセージは とても説得力のある素敵な投げかけであった。 「ハリエット・ローラーです。新しい朝がきました。 いい一日を送らずに、本物の一日を送って。自分に正直な一日を送るのよ いい一日なんて、みじめなだけ。それが私の意見よ、忘れないで 家事や宿題をする時も、運転や遊びや仕事をする時も、 意味のある一日を送って。 ではお届けします、意味のある一日になりますように」 私たちは、ついつい「いい一日」を送ろうとする。 でもその「いい一日」を振り返ると、何も残っていなく、 日記を書こうと思っても、ネタがない・・なんてこともしばしば。 だからこそ彼女は「意味のある一日」を過ごして欲しい、と訴える。 それは「本物の一日」とか「自分に正直な一日」と言い換えているけど 「いい一日」でなくてもいい、いや「いい一日」を過ごそうと思うこと、 それ自体が「寂しく、惨めなこと」と言っている。 私もこれからは「いい一日」ではなく「意味のある一日」を意識したい、 そしてその積み重ねが「意味のある人生」に繋がると信じて。
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