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2018年09月27日(木) ■ |
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短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない |
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(没後20年特別展)「星野道夫の旅」(クレマチスの丘(IZU PHOTO MUSEUM)に 今月になってから、何度となく足を運んでいる。 アラスカに魅了され、移り住み20年近く写真を撮り続けた彼は、 単なる自然写真家ではなく、本当にアラスカを愛おしく思っていたことが、 それに添えられた言葉とともに、私の胸にズンズン響いてきた。 展示されているどの写真も、文字では表現できないほど繊細だった。 その展示された最後の空間には、彼の自筆を転写した文字が私を待っていた。 「短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない もし見つけたら 大切に・・大切に・・ Michio Hoshino」 「惹かれる」ではなく「魅かれる」と書いた文字への関心と、 定年退職を控えて心が揺れている私へのアドバイスと受け取った。 私は、ここ数年ずっと夢中になっている「柿田川」に対して、 今後、どう向き合っていけばいいのだろか、と思案していたのも事実。 それを、彼の一言が解決してくれた気がする。 短い一生で、こんなにも魅かれるものを見つけたのだから、 残りの人生、大切に・・大切に・・柿田川に関わっていきなさい・・と。 それも、決して急ぐことなく、悠久の時間の中で自分を見つめながら、 「柿田川の魅力」を全国に向けてお裾分けできれば、最高かな。
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