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2018年09月12日(水) ■ |
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何も変わってない、すべて元通りよ |
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映画「間奏曲はパリで」(マルク・フィトゥシ監督)から。 フランス映画って感じ・・が鑑賞後の第一印象。(汗) ストーリーからすれば、単なる夫婦間の感情のもつれなのに、 よくぞここまで、映画仕立て(映画風)にしたものだ、と感心した。 私は、主人公は夫の方ではなかったのか、という感想を持ったし、 私が男だからなのか、妻の不倫に心が揺れ動く様子は、理解できた。 それを象徴するかのような夫婦の会話がメモとして残っている。 「(あの雄牛、最近)あまり元気がない、メスと離してからだ。 一緒にしてた時は元気だった。 姿が見えないからここを出てったと思ってる」と夫。 「戻ったのは、見てるはず」と妻。 「きっと不安なんだ。元の関係に戻れるか、 自分に資格があるのか」と夫。 「もちろん、あるわ。 何も変わってない、すべて元通りよ」と妻。 お互いいろいろあったけれど、結果は以前と同じ状態に戻ってしまった。 夫婦それぞれの不貞行為を含め、何もかも知り尽くしてのこの会話こそ、 作品を思い出すに相応しい。 ただ、これは「ロマンティックストーリー」なのか、 これを「ハッピーエンド」と考えていいのか、難しい。 予告編で見つけたキャッチコピー 「おとなの、より道」ってところだな。
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