初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2018年08月08日(水)
NGO、所詮、自分探しなんだろ?

映画「闇の子供たち」(阪本順治監督)から。
「NGO」を辞書で調べてみると、
(nongovernmental organization) 非政府組織。
平和・人権問題などで国際的な活動を行っている
非営利の民間協力組織。
現在もNGOのメンバーとして、世界の各地で頑張っている人にとっては、
ちょっと観ない方がいいかもしれない。
そんなのおかしいです・・と大声で正義感を訴えたあと
「NGOってのは、みんなああなのかね」と言われてしまう。
平和を声高にすればするほど
「NGO、所詮、自分探しなんだろ?」と相手にされず、
マスコミ取材は、NGO職員が随行するだけで、
「なんでここにNGOがいるんだ」と叫ばれ、怒鳴られる。
最後には、現地でも「NGOがうっとうしい・・」と
罵声を浴びてしまう。
もちろん、映画の中の話なんだけれど、
ただただ正義感だけで突き進むところ、
段取り、根回しなどをしないところ、NGOに限らず、
こういう一失敗を恐れない直線タイプは、
今の時代に合ってないかもしれないな、と感じた。
この映画、どこまでフィクションで、どこまでノンフィクションなのか、
ちょっと考えさせられてしまった作品である。