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しもさんの「気になる一言」
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2018年08月04日(土)
現代のリファレンスサービスは、情報の選択

今年の春、ギックリ腰になったとき、ふと思った事がある。
図書館で「ギックリ腰の治し方を知りたいのですが」と訊ねたら
リファレンスサービスとして、どう応えるのだろうか?、と。
「リファレンスサービス」とは、
図書館利用者が学習・研究・調査を目的として
必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員が、
情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を
検索・提供・回答することによってこれを助ける業務」を指す。
ネットで調べても、治療方法はどれが正しいのかわからないし、
お医者さんのホームページが正しいとも限らない。
そういった意味で、医療・食事を含む「健康」に関する
リファレンスサービスは、非常に難しい。
情報が少なかった時代は、それを探し出す能力が求められたが、
情報が溢れている現代では、情報の選択能力こそが、
図書館職員に求められる能力の一番ではないだろうか。
こればかりは、経験に勝る近道はない。
何度も何度も、図書館利用者の要望に応えながら、
知識を積み上げていくしかない気がするなぁ。