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2018年07月27日(金) ■ |
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「temperature / 平穏」 |
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以前、同級生の女性が沼津市の御用邸で個展を開いている、 と耳にして、会場に足を運んだ。 言葉に敏感な私の悪い癖で、飾られた作品よりも、 その作品につけられたタイトル(題名)が気にかかる。(汗) 今回も「英語・日本語」と併記された、白い紙を真っ先に読む。 「numerous green / 多くからなる緑」「puzzled / とまどい」 「fondness / 慈しむもの」、これくらいなら私にも分かるけど、 「favor / 親切な行為と、その思い」となると、 「その想い」というフレーズに、作者の気持ちが入ってくる。 さらに注目したのは「temperature / 平穏」 どんなに辞書を開いても、インターネットで探しても、 「temperature」と「平穏」が結びつかない。 「temperature」とは、(温度計で測られた)温度、気温、体温、 高熱、発熱状態、(心情の)強さ、熱度」 そこが、作者の思いを知る機会となる気がした。 「温度」ではなく「平穏」、素敵な訳である。 「temperature」から「平穏」を連想したのか、 「平穏」から「temperature」を連想したのか、 今度会った時に、訊いてみようっと。 でも、彼女は今、カナダ・トロントに住んでいるんだよなぁ。
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