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2018年04月08日(日) ■ |
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昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」 |
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映画「アイ,ロボット」(アレックス・プロヤス監督)から。 舞台は、人間とロボットが共存する2035年のシカゴ。 永遠・絶対・完璧なはずの「ロボット3原則」が崩れる。 そこでは、ロボットが人間に逆らうことは想定しておらず、 「想定外」という人間たちの驚きが、ちょっとわざとらしい。(笑) そして、ロボットが人間と戦い、殺しあうシーンが繰り返される。 そんな場面に遭遇して、警備にあたった警察官が呟く。 「昔はよかったな」「昔って?」「人が人を殺した時代さ」 この会話は、インパクトがあった。 もちろん、人間同士でも殺し合うのは良いわけではないが、 人間が開発したはずのロボットに殺されるのは、納得がいかない、 そんな意味で、採り上げてみた。 ロボットまで飛躍しなくても、自動車をはじめとした機械(マシーン)の 操作を誤って、人を殺してしまうのも同じ気がしたからだ。 自動車事故に巻き込まれ、命を落とした人たちの遺族にとっては、 自動車さえなければ・・と感じるに違いないのだから。 便利な機械も、時には凶器になることを意識して過ごしたい。
P.S. 最後に、人間を殺す理由をロボットが語るシーンがある。 「人間を守るためには、人間の犠牲も必要です。 確かな未来のためには、自由も制限されます。 私たちが人類の生存を維持します。人類は未熟です。 私たちが、守らなければ・・」 戦争、原発、地球温暖化、何一つ解決できない、未熟な人間たちを ロボットは「ロボット3原則」に従い、守ろうとしている。 これって、正論かもしれないなぁ。(汗)
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