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2018年03月27日(火) ■ |
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議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です |
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映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)から。 アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた、 元CIA職員エドワード・スノーデンの実話だから面白い。 まだ数年前に発覚した事件として記憶に新しいからだ。 どこまで事実に忠実なのかはわからないけれど、 会話の節々に、なるほどなと思うメモが増えた。 「人生で最も重要な日は?」「 9.11です」 「インターネットは世界中の人々が、 理解し合えるようにするテクノロジーです」 「テロを止めるのは、糾弾ではなく頭脳だ」 「20年後にイラクは見捨てられる。 テロは短期的な脅威だ、真の脅威は、中国・ロシア・イラン。 サイバー攻撃を仕掛けてくる」 「戦闘の第1ルールは?」「敵に悟られるな」 「もし1人でも外部の者や議会に知られたら?」「敵にも知られる」 「秘密保持が防衛だ、防衛が勝利に繋がる」などなど。 そして最後に「暴露は正解だった?」と尋ねられると 「もちろん議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です。 権力がある人々が、全て機密にして隠そうとすれば僕らは糾弾します」と。 誰もが日々監視される可能性がある情報の世界、恐ろしい時代になったな。
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