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2017年10月30日(月) ■ |
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車は要らない、尊敬だけで十分だ |
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映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」 (F・ゲイリー・グレイ監督)から。 この作品が「大ヒット人気カーアクション」というだけで、 今回が「シリーズ8作目」だとは知らなかった。 時々、以前の作品を知らないとわかりにくい場面もあったが、 基本的には、一作完結型で、楽しむことができた。 冒頭、派手なカーアクションで市街地のレースシーンがあり、 「車の速い遅いは、誰が運転するかで決まる」の言葉に触発され、 「負けたら、車をやる」と言いだし、結果、負けてしまう。 そのレーズ後「約束は約束、車をやる。尊敬に値する男だ」と 車のキーを差し出すのもカッコよかったが、 「車は要らない、尊敬だけで十分だ」と言い返し、 車のキーを返すシーンに、グッときてしまった。 派手なカーアクションが見せ場の導入部であるが、 「プライド・矜持」に表現されるものは、モノ・お金ではない。 「尊敬される」という、最高のご褒美が主人公に、こう言わせた。 人間にとって「尊敬される人物」になることは、誰でも嬉しい。 「尊敬されている」から、裏切りと思える行為をしても、 仲間(チーム)は、信じつづけ、見捨てないでついてくる。 ラストシーン「俺を見捨てないでくれて感謝する」の台詞が とても輝いていたなぁ。
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