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2017年09月01日(金) ■ |
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「ウ〜」だから「目を開く」感じで |
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中学校の同級生だけで結成した混声合唱団「風の会」は、 11月の町芸術祭参加に向けて、月に一度の短時間だけど、 それなりに、一所懸命、練習を重ねている。 実は、これまた同級生のピアノ伴奏も兼ねた指導者の例えが面白い。 以前「息の流れに音が入っていく感じで」とか言われて、 その表現の素晴らしさに感激し、気になる一言に取り上げたが、 その後も「声を前に出すのではなく、後ろに引っ張る感じで」とか、 私の合唱に対するイメージが、だいぶ変わってきたような気がする。 今回は、メロディではなく、「ウ〜」という単語のとおり、 ソプラノやアルトを支える役目の「ウ〜」だったのだが、 彼女の指示は「『ウ〜』だから『目を開く』感じで」だった。 さらに、同じような表現で、 「『ウ〜』だから『目を目の間に音を集める』感じで」と続けた。 確かに「〜の感じ」で歌うと、ちょっぴり上手くなった気がする。 小説でも、例え話が巧いと、す〜っと頭に入ってくるように、 音楽でも、美術でも、もしかしたらスポーツや、料理でも、 例えが巧いと、イメージが伝えやすいのかもしれない。 例え話が上手くなるコツは、やはり語彙が多くなくてはダメだし、 誰でも最初から巧いわけじゃないから、何度も試して、 自分にしっくりくる例え話を増やしていくしかないな。
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