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2017年05月23日(火) ■ |
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みんなで食べると人数分、美味しくなるんです。 |
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映画「ボクの妻と結婚してください。」(三宅喜重監督)から。 スポットが「夫婦」にあたり、テーマは「結婚」だったが、 メモした台詞を読み返すと「家族」の良さを伝えるのに、 この例え話、使えるなぁ、と感じたので、気になる一言。 「結婚は、とてつもなくいいものです」と言い切ったら 「どういうところが?」と質問された。その説明が、これ。 「そうですね、例えば、中華料理屋へ行ったとしましょう。 ひとりだと、ラーメンを頼んで、まあ追加で餃子かチャーハン。 一品が限界です。でも結婚すると、2倍注文できる。 まずですね、前菜に腸詰を頼んで、ビールで乾杯。 そのあと、餃子もいけちゃう。 ラーメン、チャーハン頼んでも、2人で分ければ食べられちゃう。 しかも、食後の杏仁豆腐も夢じゃない。さらにですね、 家族が増えると、春巻きやシュウマイにも手が伸ばせる。 青椒肉絲やちんげん菜炒めも追加で注文出来る。 ああ、品数が増えるだけじゃない。 みんなで食べると人数分、美味しくなるんです。 家族で食べるご飯ていうのは、 世界中のどんな料理よりもおいしいんです」というもの。 結局、その説明を聞いた独身ビジネスマンは 「結婚すると、ご飯が美味しくなる」と長い説明を纏めた。 即座に「そのとおり」と幸せそうな顔で断言されたら、 なんとなく、結婚し、家族を持ちたくなるような例えだった。 眉間に皺寄せて「家族とは?」なんて、難しく定義しなくても、 この「中華料理」の例えの方が、わかり易いよなぁ。
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