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2017年05月11日(木) ■ |
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「ジュラシック〜」は「人間が謙虚さを学ぶ場所」 |
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映画「ジュラシック・ワールド」(コリン・トレボロウ監督)から。 「ジュラシック・パーク」も「ジュラシック・ワールド」も、 全国に何カ所かある「サファリ・パーク」の「恐竜版」という視点で、 絶滅したはずの恐竜を、この目で一度観てみたい、という、 人間の好奇心をくすぐる施設だと思っていたのだが、違ったようだ。 作品中、こんな台詞を見つけたから。 「設立の目標を忘れるな。人間がいかに小さく幼稚かを教える施設だ」 そして「その教えに値段はつかない」と続ける。 また違った場面で、こう定義している。 「CEOの目標は、ただの『動物園』『人間が謙虚さを学ぶ場所』」だと。 言い換えれば現在の「動物園」も「人間がいかに小さく幼稚かに気付き、 私たちが謙虚さを学ぶ場所」と言えるようだ。 今までに何度も「動物園」「水族館」に行ったが、 そんな見方をしたことがなかったので、ちょっと新鮮な考え方だった。 私の場合「植物園」の方が、そんな感覚をもって足を運んでいた気がする。 しかし、ストーリーは相変わらず、恐竜に襲われても「自業自得」だな、 と感じる場面の連続だった。 それは「大人の男性」に限らず、老若男女、謙虚さの微塵もない人たちが、 恐竜に追っかけられていく。 だからこそ「人間が謙虚さを学ぶ場所」という定義が薄っぺらに感じた。 「数百万年の進化で、人間は何を学んだ?」が、私たちへの問い掛けかも。 このシリーズ、まだ続くのかな?(笑)
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