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2017年04月22日(土)
「行動」「目的」より「意味」を意識する

春になると、柿田川に入り、外来種駆除の楽しみが増える。
今日は、天候にも恵まれ肌寒くなく、絶好の作業日和。(笑)
私たちベテラン組みの作業場所は、舟付場の近くで、
観光客から何度も声を掛けられた。
質問は決まって「何をしているんですか?」。
その答え方によって、自分たちの作業に対する想いが伝わることを
一緒に作業していたメンバーから教わった。
それが「『行動』『目的』『意味』レベル」という指標。
単に「外来種駆除をしています」と答えるのは、行動レベル。
ボランティアである、ないに関わらず、
自分の行動を、文字にして説明しているに過ぎない。
次に「絶滅危惧種のミシマバイカモを護るために、
こういった外来種駆除をしています」と答えるのは、目的レベル。
この作業は、こんなことのためにやってるんですよ、と
目的意識をもっていると、観光客にも説明しやすいし、
自分の行動が、とても有意義に感じられることは間違いない。
しかし、一番意識しておいて欲しいのは、意味レベル。
「何十年、何百年先まで柿田川の多様性が続くように、
大勢の方々と、外来種駆除作業をしています」など、
こういった作業・活動は、どんな目的があるのかではなく、
この取り組みが、どういった意味をもっているのか、を意識する。
それによって、もっと自分の行動に誇りがもてるようになるから。
この考え方って、家庭や仕事でも通用するものなんだよなぁ。