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2017年03月14日(火) ■ |
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世の中の価値観を変えたいのよ |
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映画「ファクトリー・ガール」(ジョージ・ヒッケンルーパー監督)から。 ドラマの主人公は、タイトルにもあるように 「アンディ・ウォーホルが立ち上げたスタジオ・ファクトリー」で 人生が変わった女性、イーディ・セジウィックなのだが・・。 今回の気になる一言は、映画の冒頭の何気ない会話に隠された 「ポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル」評であった。 ある男性が呟く「彼は、凡才の奇人だとさ」 ある女性が答える「世の中の価値観を変えたいのよ、 そういう人は、苦労するものだわ」 そうか、彼の活動の目指すところは、既成概念を振り払い、 世の中の価値観を変えようとしていたのか・・とメモをした。 その欲望が、彼の奇怪な行動となって、 スタジオ・ファクトリーに反映されていた、と言ってもいい。 主人公の女性も「名家の令嬢」という価値観を捨て、 ドラッグに蝕まれた末、わずか28年でその生涯を閉じたのだから、 アンディ・ウォーホルの狙いに、ハマってしまったことになる。 しかし「世の中の価値観を変えたい」という行動は、 私にもちょっとだけだが、理解できる気がしていた。 奇怪と見られるほどの行動力は、きっと、この一言にある。
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