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しもさんの「気になる一言」
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2017年01月09日(月)
どこに何があったか覚えておいてください

ドキュメント映画「千年の一滴 だし しょうゆ」を
地元の映画館で上映した際に、監督の柴田昌平さんと出会った。
そんな彼から、ある人を通じて、HELPのメッセージが届き、
休日だし、私でよければ・・と撮影の協力(雑役等)を申し出た。
私も若い頃、エキストラとして参加していた映画制作現場であるが、
キャストではなく、スタッフは初体験なので、非常に面白かった。
スタッフといっても、専門の知識はないし単なるお手伝いだが、
本番撮影前に、カメラアングルや照明の強弱を決めるために、
キャストが立つ位置に変わりに立ってみたり・・全てが新鮮だった。
映画って、撮影する前の準備(段取り)に時間のほとんどを要し、
本番の撮影時間は僅かであることも理解できた。
中でも、撮影画面に入る風景で、必要ないものを取り除く作業は、
ワンカットでも手を抜かない、制作スタッフの意気込みが伝わる。
余分なものを、画面からできるだけ取り除くことにより、
映したい対象物が、より鮮明に浮かび上がることも知ったが、
その作業で私に与えられた仕事が、一番面白かった。
それが「どこに何があったか覚えておいてください」。
撮影が終わったら、元の位置に戻さなければならないからだ。
紙切れに書かれたメモ、電話番号一覧表、カレンダーの位置、
意味もなく掲示されているのではなく、それぞれに意味がある。
撮影後、なんとなく以前と目の動きが変わってしまった、では、
だめなんだろうなぁ。

P.S.
準備から段取り、本番、片付けまで、勉強になりました、はい。