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| 2009年05月16日(土) ■ |
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| 「今どこ?」「県外」「えっ? 話しているでしょ」 |
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1泊2日のゴルフを終えて、帰り支度を始めたころ、 ある人から、私の携帯電話に電話がかかってきた。 「今晩、空いてる?」「ごめん、ちょっと帰りが遅くなりそうなんだ」 そして、気になる一言のこの会話。 「今どこ?」「県外」「えっ? (だって、ちゃんと)話しているでしょ」 そう、今では「けんがい」と言うと「圏外」が先にイメージされる。 その後「今、栃木県に来てるんだ」「あ〜、(静岡)県外ね」 やっと、意味が通じて笑ったけれど、昨日に引き続いて「言葉ネタ」。 知らない間に、言葉が省略されて、お互いの共通認識がないと、 ちぐはぐな会話になることが増えた気がする。 逆に言うと、短い言葉でも、相手の気持ちを察することができる会話、 そんなものを心がけたい。 激寒の雪国ですれ違いざまに「どさ?」「ゆさ」と会話する話を聞いた。 あまりに寒いから、唇が凍らないように口は極力動かさない、らしい。 だから(「どこへ行くのですか?」「銭湯です」)を 「どさ?」(どこさ、行くのさ)「ゆさ」(お湯さ)と略しても意味は通じる。 風土に合わせた、この共通認識を土台にした「方言」こそが、 これからの地域文化となって残るだろう。 話はそれたが、言葉の面白さと怖さを実感した「わがままパック」2日間。 生きた会話は、私のメモを増やしてくれた。
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