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| 2008年06月24日(火) ■ |
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| 手品師が客の前で一瞬だけ種をみせるかのように |
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書籍「「死神の精度」(伊坂幸太郎著・文藝春秋刊・345頁)から。 映画を観たからかもしれないが、原作が読みたくなった。 もちろん、大好きな「伊坂幸太郎」さんだったから。 「陽気なギャングが地球を救う」もそうだったが、 映画も原作も面白かった。 どうして、この人が直木賞を取れないのか、不思議である。 さて、気になる一言は、溢れるメモから選んだひとつ。 正確には「手品師が客の前で一瞬だけ種をみせるかのように、 ワイパーがざっと動いた」であるが・・。 ワイパーが動いた様子を、こんな例えが出来るなんて羨ましい。 そうそう、そんな感じ・・と思ってしまう。 「吹雪後の雪景色のような端正さもあった」もその類だ。 また「グッチのバッグ、ドッグのグッチ」 「無我夢中なのか、五里霧中なのかもわからなくなる。」 そんな言葉遊びも、抜群なのである。 さらに「俺の会う年寄り女の全員『昔は美人だった』と言うんだ」 「人間は何を見ても、人生と結びつけるのだ」など皮肉も忘れない。 彼の作品を読んだ後、困るのは、メモが溢れること。 東北大学法学部の彼は、いったいどんな経験をしてきたのだろう。 とっても、気になる。
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