2001年10月28日(日)
今日の走り書きは、雨。
96だった。ふむ。 ある人のね、HP行ったんよ。アドレス教えてもらったから。 そしたらさ…浮かんだのよ。短文が。 小説じゃなくて、短い文章。ファンタジックな。 こんなこと初めてで、びっくりびっくり。 ちゃんと完結してるんだもん。 で、それ送っていいですか? って訊いた。 返事が楽しみぃ〜♪ この短いファンタジー浮かばせちゃったあの人のHPはすごい! …ちょっと誤解ある書き方しちゃったかもな。まー後で訂正するさ。 あの人ってのは、まだそのHP正式公開してないらしいから秘密ねv よし。今日の走り書きはどうしようか? ……雨でもしてみようか。雨だし。 レッツゴー。
雨だ。 不意に頭の上に何かが落ちた気がして上を見ると、ぽつぽつと雨が降り出した。眼鏡のレンズに水滴がついて視界を徐々に遮ってゆく。 前を向きなおして眼鏡を外す。歩ける程度の視力は持っている。 バッグに無造作に眼鏡を突っ込み、なんで降るんだよぉと口の中で天気に文句を言う。雨は特別嫌いというわけでもないが、傘のないときに突然降られるのは困る。 眼鏡を外すと視界がさっきよりぼやける。でも水滴が邪魔をする世界より、こっちのほうが清々しかった。 頭に、顔に、肩に、全身に、雨が降りかかる。 ぱらぱらと小降りの今の状態が、このまま彼女の家に着くまでもてばいいと願う。 歩いているのは住宅街。もう少し行くと商店街に出る。コンビニかどこかで傘を買おうか? ……最近懐が淋しいから出来ることなら買いたくない。でもそんなことを言っていたら、大降りになったとき困るのは自分だ。別に濡れて困るような服を着ているわけじゃないし、物を持っているわけでもない。でも雨は体温を奪うし、濡れ鼠になるのはあんまりいい気持ちはしない。 歩道のないこの道路を他に歩く人は今いない。曲がり角を右に行くと、遥か前方に傘を差した歩いている中年女性の姿が見えた。 ……傘、持って来りゃよかった。 軽くため息をついて、灰色の雲で覆われた空を斜めに見上げてひたすら歩いていった。
…なんやねん。 ばいびー。
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