女房様とお呼びっ!
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買い物プレイは「おつかい」ではないので、明瞭な指示はいたしません。 もちろん、何を買って来いくらいは言いますけど、そこから先は奴自身が楽しめばいいのです。 まぁ単純に楽しいわけじゃないですけどね、所詮マゾですから(笑
とはいえ、ありていな野外羞恥めいた買い物を命じることはありませんでした。 例えば、イチジク浣腸買って来いとか紙オムツ買って来いとか。 そういう分かりやすいのも悪くありませんが、 百戦錬磨の爺にはつまらないでしょうし、なにより私が面白くないんです。 理想としては、かぐや姫が下す無理難題のような、珠玉の買い物プレイがしたかった(←殴
そんな野心を見抜かれてか、思いがけず返り討ちにあったことがあります(笑 や、なんらダメージを負ったわけじゃなく、むしろ抱腹絶倒、実に愉快な経験でしたけど。
爺は元々逆さ吊りされるのが大好きで、その手の昔話をさんざ開陳しておりました。 要は私にもやってくれってことなんですが、のらりくらりとかわしてたんですね。 てのも、爺はその年頃には珍しく180cmを越える長身で、太ってこそないものの、 私の手には負えません。
あるときあんまり煩いので、「お前を吊れる縄買っといで」と。 プレイとしてはお粗末な命令ですけど、ほとほと根負けしては言ったのです。
果たして次に会ったとき、意気揚々と爺が下げてきたのは、なんと工事用のロープでした。 さすがにトラロープではなかったですが、 同じ素材の紅白のだんだら縞(!)しかも業務用ひと巻き(!!) それを差し出された途端、正直目が点になり、 またしても突っ込み忘れて途方に暮れる私でありました。
ああきっと、出入りの業者に融通してもらったのでしょう。 奴は石庭が趣味で、よく石の話を聞かされました。 そういう石を運ぶのに使うような、径の太いナイロン製のがっちりしたブツです。
結局突っ込みどころ満載で、言葉責めの首尾も上々だったのですが、 今にして思うと、あれはやっぱり奴にシテヤラレタんですわ。 だって、私なぞ及びもつかないプレイ経験をして、あんな無用のものを用意するはずありません。 当時はただ、またトンチキなもの持ってきて…と笑い飛ばしてただけですが、 侮れない真似してくれてたんですねぇ(笑
爺の奸計にまんまとハマって、この後私は大仕事をする羽目になりました。 使いでのないブツに呆れつつも、だったら使ってやろうじゃないのとノセられてw
再び爺に買ってこさせたのは、ゴム絞つきの軍手と携帯用の手動ウィンチ(笑。 ナイロンロープは素手で扱えませんからね。 かくして無事、奴の念願を叶えてやったのであります。
いやはや振り返ればこそ、あの頃は、どっちかてと遊んでもらってたんですね^^; でも、お互い楽しければ同じことだと今は思います。
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