女房様とお呼びっ!
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先日イリコとともにご一緒したS女さんのお連れからメールを頂戴して、その一節に
>生き仏のように達観したイリコさん
とあって、あひゃひゃひゃ〜とマジに声が出たほど大ウケしてしまった。 確かにそう見えなくもないかな……達観してるかどうかは別にしてw
いつだかは別のかたに、「禅僧のようですね」という評を頂いたことがある。 もっともそのとき奴は、暑さ対策とかふざけた理由で坊主頭にしてたから、 それに負うところが大きいとは思うけど。 恐らくは「生き仏」も、断食行の果てに痩せこけたがごとき痩躯のせいだろう。
いずれ勿体ない喩えを頂いてしまったが、それは下される言葉がゆえで、 そのココロは「悪い人じゃないけど、とっつき悪い人」あたりかなと想像している(笑 私が第三者ならそう思う、てか、初対面のときはそう思ったし。
実物をご覧のかたにはあっさりわかって頂けると思うのだけど、 例えば、基本寡黙であるとか、口を開いてもしかつめらしい物言いをするとか、 そのせいでどこか人に馴染まず超然とある感じとか…やっぱ近寄り難いもの。
もっともこれらは、私が知り得る奴でしかなく、それ以外の彼について私は無知だ。 ひょっとしたら、ノリのいい社交的な人かもしれないね(笑
それはさておき奴が、麗しい言い方をすれば「孤高」であるのは、 その胸に抱く理想の奴隷像が崇高(←言葉にするととても変w)だからだ。 確かにそれはとても立派なのだけど、立派過ぎて「現実を見ろ」と窘めたくなるくらいの。
当然、現実は理想に追いつくべくもなく、 これまで数限りない詫びやら反省やら決意表明のメールが届き、今も届き続けているのだが、 それらは、大層な文章を書かせたら天下一品の筆力をして荘厳ですらある。
以前、成り行きでその一端をご覧になったかたから「すごいですね」と褒められた。 確かに奴の文章力や語彙の豊富さは私も十分認めているけれど、 その内容たるや毎度のことで、すごくもなんともない。 その旨を、恐縮しながら返信し折、はたと気付いてこう書いた。
>小難しい言葉でもっともらしいこと書いてますが、長々付き合ってますと、 >大体カラクリ見えてきて、要は、あれ、お経とおんなじなんですわ。 >お経って、見ても読んでも難しいですが、 >内容としては、人としてどう生きるか、みたいな平たい「教え」でしょう? >繰り返し読経して、それが身につけばいいんですけど、 >大抵は、読経するだけで、なんとなし救われた気分になると(笑
仏といい僧侶といい、その上経まで模すとはなんたるバチあたり(笑 与する私もまた、ネ申ぶる趣味の外道ならば、揃って地獄へ落ちるも必定かw
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