女房様とお呼びっ!
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2003年03月13日(木) 続・閑話休題 〜奴隷の心と体〜

つらつら書けば長々となり、挙句”閑話休題の続き”なんて冴えない次第ですが(笑



以前から、イリコに限らずM魚について話題する時に抱く危惧のようなものがあって、
てのも、私の記事から想像されるM魚像ってのは、実に不甲斐ない男なんだろうなと。
更に言えば、ダメ人間のように思われるんだろうなと、
心配になるというか、当のM魚たちに申し訳ないような気分になることがあります。
ホントごめんなさい。

特に私が奴隷と呼ぶ者に関しては、凡そ彼らの負の部分しかネタにしてないような。
大体、男が奴隷になりたがる自体、世間並みの評価としては低いでしょうに。
それを、彼らと結託する私までが更に貶めるような発言をするのはいかがなものか。
過ぎた身びいき同様、身内にカラすぎるのもねぇ・・・と反省しています。

ただまぁ、今更の言い訳ですが、彼らには長所も沢山あります。
少なくとも、私にとって得るところがあるから、縁を結んでいるワケですね。
それに、私からは見えづらい、つまり奴隷の立場から離れたときの彼らは、
私が想像する以上に立派な人間かもしれません。
もっとも、そうであっても、私には与かれないのが残念ですが(笑。



と前置きした上で、私と対峙したときの彼らについて。
ママゴトじみた関係であっても、私は彼らの目上にあたるので、相応の緊張を強いられます。
これは、時や場を限定してDSの間柄になる、所謂ロールプレイ的なDS関係でも生じるもので、
むしろ場面を限ることで、従側は、より強い緊張を余儀なくされるようです。

そして、この緊張の中で彼らは、普段通りの能力が発揮できなくなることが多いです。
まぁ誰しも、もちろん私だって、緊張のせいで本来の力が殺がれることはありますもの。
ただこれに加えて、「奴隷であること」自体の特殊なストレスがあるために、
まさに非日常的な緊張に支配され、益々その能力を奪われてしまう結果を見ます。

実際、本人ですら信じ難いような能力低下が起こります。
うまく喋れない、考えられない、判断力が鈍くなる、機敏に動けなくなる等々。
更にこれは心理的な部分にも及び、感情が不安定になり、自己抑制が出来づらくなるようです。
すなわち、些細なことで落ち込むとか泣くとか、混乱するとか。
つまりは、弱くて情けない男に成り果てます。



もちろん、奴隷の位置にある男の全てが、主の前で無能で情けない男になるとも思いません。
それこそ、主の支えとなるべく、有能にして頼りがいのある態度で仕える奴隷もいるはずです。
恐らく私の奴隷たちも、及ばずともそうありたいと憧れることでしょう。
それで一層、自身の不甲斐なさに凹むのだと推察します。

しかし、こと主側から見たときに、奴隷の不甲斐なさってのは端から折込済みなのです。
先に”奴隷であることの特殊なストレス”と述べましたが、
まさにこれを期して、男を奴隷の位置に置いているのですから(笑。
いぇ主側だけでなく、従にあっても、DSの関係を結ぶにおいては、これを期待するものです。
その功罪はともかくとして。

例えば、”絶対服従せねば”というストレスは、隷属する悦びにも繋がりますが、
一方、それが出来なかったらどうしようという大きな不安も生みます。
主に服したいという希望の裏に、こうした不安が具体的にいくつも生じることでしょう。

時に奴隷が、自分でも処し難い不安感を訴えることがありますけど、
もうそれは奴隷である以上避けようのないことで、
彼は彼なりにそれとつきあい、私はそれを前提に接していくしかありません。



どなたにあっても、何らかのストレスや不安を抱えると心身が不調になるように、
奴隷の心身が常態以上に脆弱なのは、絶えず奴隷たるそれらを抱いているため
と私は考えています。
なので、奴隷が弱く情けない状態になるのはやむなしと承知しているのです。

・・・というか。
脆弱な男が好みの私としては、むしろ願ったり叶ったりってことにもなりますね(笑。


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