女房様とお呼びっ!
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2003年03月12日(水) 閑話休題 〜心と体〜

先の記事から派生して、以下つらつらと。



心理的な負荷が急激に、また劇的に身体症状に表れるパニックとかヒステリーと呼ばれる状態。
医学的に厳密な定義はともかく、私はいずれの経験もあると思ってます。
思うってのも曖昧な言い草ですけど、
幸いにも医師の診断を要する程に、深刻な状況でも反復性もなかったいうことですね。
とはいえ、これは非常に辛いものです。

なので、先に記事したイリコが陥った状態は、
客観的に見るにおいても、また本人の申告を聞いても、自分の経験に照らして理解できます。
動悸やふるえ、呼吸困難、冷感などが同時に発作し、本当に自分が壊れていくような恐怖に襲われます。
骨が軋むような痛覚が生じたり、立っていられなかったり。
ホントかなりキツイです。

しかし、パニックが起きる時は、
一旦その途についてしまうと、なかなか理性的には回避できません。
ある程度パニック慣れ(笑)すると、ヤバイと予見できる時もあるのですが、
どうにもならず手をこまぬくしかない感じ。
心理的なダメージが先立つ現象ながら、
一方で体の変調を危ぶむ感覚もあるってのは、実に面白いですね。



そう言えば、先日イリコに説教中、奴が奇妙な動きをしました。
それまで微動だにせず正座していたのが、
前触れもなく突如のけぞって、痙攣したようにカクカクと動いたのです。
正対していた私は、一瞬またパニックか?と驚き、「どうしたの?」と声をかけると、
「失礼しました」と常態に戻ったので、ひとまず安心したのですが。

とはいえ、その一連の動作の不可解さに説明を求めたところ、
「心が警報を発したので、深呼吸をした」と言うのです。
まぁ、尋常でない深呼吸(笑)ではありましたが、
心理的に正常を保つために、体からアプローチするのは有効な方法だと思います。
ここに至り、さすがに奴も慣れてきたってことかしら(笑。大したもんです。



さて、冒頭でパニックに並べてヒステリーを挙げましたが、これまた両者の定義的な違いはわかりません。
わからないけれども、我が身の実感として、両者は関連するけれども別物じゃないかなと思っています。
あるいは、自律神経失調症の範疇なのかな。
パニックは一時的なものですが、こちらは長引くのでなかなか難儀です。

そして恐らく、パニック状態が誰にも起こり得るのに対し、
この状態は誰もが経験するワケじゃないと思います。てか、かなり病気ぽいですもん(笑)
私が過去に経験したのは、
腸が動かなくなったのと始終涙が止まらなくなったのと、特定の人と話そうとすると声が出なくなったのと。
や、自ら列挙しつつ呆れるばかりですが、本当の話です。

あ。流石にこの時は医者に行きました。生活に支障をきたす状態でしたから。
ただまぁ、薬を頂いても対症療法でしかなく、心理的な回復とともに体も復調した次第です。



もっとも、幸いなことにイリコに関しては、この手の状態の報告を受けてません。
が、奴にもひょっとしたら因子があるやもと危ぶんで、気に掛けてはいます。
ことに、奴隷という立場では、心理的に脆弱になるのは免れませんから。
それは、奴が本質的にタフであってもです。
・・・てか、根がタフでないと奴隷になんか出来ませんが(笑)


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