女房様とお呼びっ!
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2003年02月25日(火) 一年前のだだ漏れ次第

恥ずかしながら私には、平常心を保てなくなる程に苦手な用件ってのがある(笑。
実は今現在もその用件を近日に控えて、何となく落ち着かない、嫌な気分でいる。
一年前の今頃も、やはり同じ用件を目前にして、体調までも落ち込み加減だった。
そういう時はなるべく人と関わらず、粛々といるのが、精神衛生上ベストなのだ。

・・・・・。

ところが昨年の今頃、どうしても外せない用件があり、イリコと会ってしまった。
そう、会ってしまった、のだ。いや、大した用じゃない。単なる物の受け渡しだ。
だから、用が済めばさっさと帰ればよかったのだが、せめて食事でもと欲かいて。
結果、私は大変に疲れることになってしまった。自分の軽はずみのせいとはいえ。

その時、何が起こったのかといえば、これまた情けない程大したことじゃなくて。
つまりは食事中、いつも通りに私ばかりが話題する羽目になったと。それだけ(笑
いや、それだけなんだけど、そんな精神状態なもので、滅法堪えてしまったのだ。
事前に状態の悪さを説明し、気を払えないと告げたのにと、腹立たしさも覚えた。

当たり前の話だが、いくら親しくても慣れてても、気を払わない関係なんてない。
これに反論する向きもあろうが、少なくとも私はそう思ってるし、そうしている。
奴にあっては、立場から率先して話題も出来まいと、私から話を振ることが多い。
だから、それが出来ないことで奴に徒に不安を抱かせてもと、予め断ったワケだ。

・・・・・。

理屈で考えれば、了解を得たなら、私も無理せずにいれば済む話だったのだろう。
私が寡黙にいても、それが自分のせいでないなら、奴もいつも通りでいいはずで。
が、その時のだらしない私の精神は、対面して黙々と飯を喰うのに耐えられずに、
無理して話し、無理して笑うなんてことをして、結果的に更に悪い状態に陥った。

「偶にはキミも喋ったらどうなの?」と無茶を言いたい気持ちを抑え、帰路につく。
帰宅して漸く息をつくも、やり場のない怒りが湧いてきて、どうも落ち着かない。
結局よせばいいのに、奴から定時のメールが届くやいなや、メッセで呼びかけた。
そう、よせばヨカッタ。この対話で、怒りは更に募り、失望すら抱いたのだから。

時まさに昨日と同じ首輪をかけた記念日で、それもあって負の感情が増していく。
そして殆ど感情が噴き出す感じで、ここに奴には厳しい記事を掲げてしまった。
とは言え、衝動だけでそうしたのではない。特別な日だからと、自分を許してた。
もっとも、通常の記事の如く言葉を連ねるのは憚られて、誤魔化してみたけど(笑

・・・・・。

そうしたことで、確かに私的には随分と気が晴れたのだが、一方で後悔が始まる。
ひとつは、それまでの方針を自ら放棄して、感情を漏らしただらしなさについて。
ひとつは、やはり公開の場で、身の内の揺らぎを吐露した自らのみっともなさに。
あぁ今思えば、この意識こそ恥ずべきなのだが、当時は真剣に挽回しようとした。

そこで翌日には、慌てて”行儀の良い”(笑)私に戻り、この不始末を釈明にかかり、
相変わらずのカッコツケた言葉を並べ、自尊を保つべく、姑息な記事を掲示した。
更にはこの機に乗じ、一周年に期する奴へのエール(笑)まで掲げてみたりした。
この時点で私は、自身の不始末を濯いだばかりか、上手く道筋をつけた気でいた。

方や奴は、この流れをどう感じていたのか。改めて訊いてないので、わからない。
それでも、あれから一年、奴は自発的に話題を供するようになった。ありがたい。
奴の優れた隷性とは、具体的な「点」の指示については遵守するという従順さだ。
が、先のエールで示した「面」の指示は理解しきれずに、これが後の大失態を呼ぶ。


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