女房様とお呼びっ!
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2003年01月27日(月) S女とあらば蔑まれる

まぁ特別に「S女」と括らずとも、SM趣味自体、世間様には受け入れ難いものと思う。
いや、私的には受け入れられたら困る・・・というか、そんな世間だったら嫌だわ(笑。
だから、埒外の方がSM嗜好者を敬遠したり、遠巻きに蔑むのは仕方ないと思うし、
万一個人的にそうされても納得せざるを得ない。勿論そうなったら凹むだろうけど。

・・・・・。

ところが、嗜好者が肩寄せあうSMな世間でも、こうした差別や蔑視はある。
ま、どんな群れでも、世間ってのはそんなもんだとは思うけれど、時々疲れるよ。
数の論理だか「男=S/女=M」の定説からか、S女M魚はここでも異端なのね(笑
そこで、またまた小さく群れなして、世間の荒波を逃れてるワケだ。あはは。

で、それですっかり憂いがなくなるかってと、これがヨワッタことにあるんだな。
見なきゃいいのにネットの海をうろついては、逃れてきたはずの彼の地を見てしまう。
あるM女性曰く「女王様って単なるワガママ女。男に欲望押し付ける破廉恥な奴ッ」
はぅぅ・・・ナンダカナ。半分鼻白みながらも、ヘタレな私は鬱々としてしまうのダ。

いや、わかっちゃいるのよ(笑。そう思う人もいるってだけの話で、腹は立たない。
当然のこと、小さな群れの中でさえS女を罵るM魚はいるけど、これも仕方ないや。
内輪だから吠えてる向きもあろうし、某かの希望を持てばこそ吠えるんだろうし。
「S女なんて!」と息巻く非難を目にする度に、何だか痛々しいような気さえする。

・・・・・。

しかし、見ず知らずの人にではなく、個人的な関わりの上でそうされるのはご免だ。
S女な私を蔑まれることは即ち、私を支持するM魚をも侮蔑されていることになり、
もう果てしなく辛いし、悔しいし、泣きたくなる。いや、実際泣いたことがある(痛
「S女なんてどうせ金目当てだろ?」と罵られた時だ。初見のM魚に対面で言われた。

彼に暴言を吐かせたのは、彼が辿ったS女との不本意な歴史ゆえのことなんだろう。
確かにそんな女もいると思う。けど、要求もしてない私が何の因果で罵られるのか?
驚きと怒りで叫びだしそうだったが、その場ではようよう堪えて、帰る道々泣けた。
とにかく悲しかった。そして・・・S女を求めながらも蔑むに至った彼が悲しかった。

・・・・・。

泣く程ではないものの、あからさまに蔑まれて怒ったこともある。これもM魚に。
いや、彼が端からS女を見下しているだろうことは、何となく判っていたのだ。
というか、「目下の女に貶められる」ことを嗜好する彼のマゾヒズムに照らせば、
S女を蔑んでこその快楽なワケで(笑)でも、それを言っちゃ洒落にならんわね。

っが、彼もまた言葉にしちゃったんだな。やはり、彼の思惑が外れてキレた挙句。
彼の言は返す気力も失せる程の憤りを招いたけど、一方でちょっと笑ってしまった。
てのも、それって、不倫してる夫が不貞を働く妻をなじるみたく滑稽だったから。
世間並みにS女を蔑むのは勝手だけど、結託する相手としては尊重してほしいヨ。

・・・・・。

こんな具合に、S女という属性だけで随分と蔑まれ慣れて(笑)しまった私だが、
先に話題した「S女って可哀相」という思考を持つM魚には戸惑いを覚えてしまう。
彼らは決してS女を蔑んでるワケじゃないらしい。寧ろS女の味方たらんとする。
というか、S女をお守りしたいってニュアンス。それが女に傅く理由みたいなの。


この手の輩に遭遇したのは割と最近なので、今ひとつ経験も思考も浅いのだけど、
稿を改め、そう感じるに至った事柄を交えながら続きを書こう。長々ご免(笑


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