女房様とお呼びっ!
DiaryINDEXpastwill


2002年06月13日(木) 言葉責めあれこれ

SMプレイのひとつとして、「言葉責め」ってのがある。割とポピュラーな責めなんだろう、SMの嗜好を問われて、そう答える人は少なくない。特に、初心者に多いカナ。文字通り、言葉を交わす自体が刺激になる。SMぽい道具だては不要だし、SMにつきものの身体的な痛苦も生じない。だから、ビギナにはとっつきいいのかもね。

羞恥を煽る「言葉責め」あたりが、とっつきやすいパタンかな。「もぅこんなに濡らして…」「あぁっ…」てな感じ?(笑)特にSMじゃなくても、セックスの前戯的に「言葉責め」をすることもよくあるね。相手の乱れる様をつぶさに伝える。受け側は、乱れる自分を恥ずかしい言葉で露わにされて、羞恥に咽んでは興奮していく。

この逆に、受け側に恥ずかしい言葉を言わせる場合もある。「どこがいいのか言ってごらん」「いやっ…」「言えないなら止めるよ?」この辺になると、受け側に多少Mっけがないと、上手く運ばないかもしれない。恥ずかしい言葉を無理矢理言わされて興奮とかね。だって、ハキハキと即答されちゃったら、つまんないもの(笑

・・・・・。

いかにもSMぽい「言葉責め」となると、「この変態っ…!」「あぁぁ…」てなトコが連想されるのかしら。あまりに陳腐で、タイプしながら笑っちゃうけど、実際にこうやり取りはある。勿論、私もヤる(笑。ただ、この手の恥辱を与える「言葉責め」は、やはり相手にも呼応する嗜癖が必要だ。じゃないと、引かれること必至(笑

つまり、M側を望む人の全てが、「変態ッ」と言われて興奮するワケじゃないんだね。却って醒めちゃうという人も多いみたい。更には、「変態ッ」で興奮出来る人でも、「マゾ豚ッ」と罵られると一気に萎えるとかね。この辺、好みというか、NGワードは個々人で違う。本当の禁句もある。だから、慎重にならざるを得ないだろう。

事前に確認しておくのが慎重を期す一番の方策だが、打ち合わせ済みの「言葉責め」なんて興が殺がれる、ってのもワカル。なので、経験上思うに、日常にある事実を指摘しないのが安全かもね。いわゆる素に戻るような事はNG。日頃スタイルを気にしてる人に、「マゾ豚ッ」なんて言ったら、プレイも何もあったもんじゃない。

・・・・・。

ところが、コンプレックスを指摘されてこそ興奮するマゾヒズムもある。先日記事したヅラの彼は、このタイプ。「ハゲッ」と笑われて勃起する。普段隠している負の部分を暴かれ、貶められることでカタルシスが起きるらしい。M魚には、意外にこのタイプが多いように思う。ストレス発散型というか。んー、屈折してるわぁ(笑

あと、自尊してる部分をこそ貶されて、そこに刺激を感じる組もある。「普段は社長面してエバってるくせに、一皮剥けば変態なのねッ」とか。んぁー、これも、ベタなポルノの描写みたいだけど、好きな人は好きなのよ。同時に、先のコンプレックス指摘を行えば、相当強烈な「言葉責め」になる。ヤバイ宗教みたいだけどネ(汗。

・・・・・。

っと、随分ディープな話になってしまったけど、「言葉責め」って、実に奥の深い分野なんだね。究極の責めだと説く人もいるくらい(笑。確かに、程度の差はあるにしても、「言葉責め」は精神を責めてるに他ならない。”SMプレイ”と線引きしてこそ、言葉を凶器にすることが出来るけど、考えればおっかない行為だと思うよ。

実際、程度が進めば、本当に苛酷な責めになる。受け手はもちろん、責め手も酷く消耗する。なので、厳しい「言葉責め」を実践する時は、心身ともにイイ状態で臨むのがいい。しくじると、肉体的な行為よりもダメージがデカイからね。もちろん、信頼できる相手と納得できる関係でやることが大前提。末筆ながら、ご参考まで。


女房 |HomePage

My追加
エンピツ