女房様とお呼びっ!
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2002年05月17日(金) 最近、シテない

ふと気づけば、ワタクシ、随分長いことSMをしていないッ!今更に記憶を辿れば、身近な奴隷とは半年近くシテないし、古い奴隷とは春先にヤったっきり、新規のM魚も現れずという惨状である。んー、冴えないナ。てか、梅雨に向かうこの時季、道具にカビ生えるゾ懸念も浮上してきた。あぁ、湿気はSM愛好者の大敵なのよぅ!

と、手前勝手な道具の心配はさておき。パートナーがありながら、なんでシないの?そう訝しむ方は大勢おいでのことと思う。お相手探しが難航してらっしゃる同志の皆様には、この罰当たりがッと叱られそうだ。あぁでもそれは、我ながらそう思う。”やってなんぼ”をモットーとしながら、この体たらく。ナニヤッテンダカ。

例えばこれが、逢瀬の時間もままならない程多忙であったとか、遠距離交際ナンデスとか、のっぴきならない事情による結果ならば、納得もしよう。しかっし、少なくとも身近な奴とは、非常に恵まれた環境にあるのだ。確かに、この境遇に胡座をかいた私の怠惰が引き起こしている事態かもしれない。けど、それだけじゃない。

はっきり言って、ここ数ヶ月、奴の心理状態が悪かったのが原因だ。つまり、そのせいで、私にヤル気が起こらなかったと。もっとも、奴の落ち込みを招いたのは正に私なんだから、これは何とも勝手な言い分だろう。ワカッテル。それに、人間関係を築く上で、断続的に停滞期が訪れるのは覚悟してるヨ。あぁでも、長いね(笑

・・・・・。

「ココロの扱いって、本当に難しいネ」先日親しいS女と、しみじみ頷きあった。「カラダだけなら、どうにでもなんだけどサ」「そうそう」現場にある彼女を見たことはないが、話を聞いてれば、SMプレイの勘所を心得た人だ。私と違って、パートナーとは主従の形をとらず、恋愛関係でのSMをしてる彼女だが、悩みは深いらしい。

S側にあれば、性的に相手を圧倒したり、制御したりすることが悦びであり、その方法を探り、結果を導き出すことに醍醐味がある。いわゆる相性のいい相手だと、面白いように思い通りの反応を引き出すことが出来、これがプレイの楽しさに繋がる。ところが、主従だの恋愛だのの関係性が絡むと、ココロがその経過を阻むのだ。

これは何もSMの関係に限らず、普通のセックスをしてる人同士にも言えることだろう。殊に相手に起因する心の不調がある場合、勃たない、濡れない、イケナイってことはあるものね。勿論、心がぎくしゃくした時に、カラダを重ねてココロの快復を図るって方法もあるけど、私的には、ココロあってのカラダだなぁって見解だ。

・・・・・。

ところで、先のS女の彼氏は、ずっとココロの伴わないSM行為をしてきた男だという。ハードプレイにカラダだけを供し、壊滅的にダメージを負うことでカタルシスを得て、心の平安を保っていたらしい。確かに、彼のSM遍歴を聞けば、実に納得するし、そういうSMとの関わり方もあっていいと思うし、そういう輩は珍しくない。

しかし、その事情を承知で、彼女は彼のココロまで巻き込む関係を創ろうとしている。彼にとって、未知の領域を拓かれることは、それだけで恐怖だろう。ココロが抵抗することも多いだろう。彼女の苦労がしのばれる。しかし、彼女は笑顔で言う。「大変だけど、仕方ないヨ…」ををを、恋する女は不屈だね。頑張れ頑張れ(笑

・・・・・。

ちなみに、身近な奴隷も、親密なSM関係を結ぶのは私が初めてだ。先の彼程業は深くないものの、ココロが深く関与するSM行為には経験が薄い。それで、やっぱり、色々大変なのだ(笑)カラダはSMクラブで十年のキャリアでも、ココロは初心者だものなぁ。ま、それも仕方ないことと諦めよう、お互い様に。先はまだまだ長いから。


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