女房様とお呼びっ!
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2002年03月30日(土) HAPPY BIRTHDAY!によせて 〜98.05.08記す〜


「いちど死んで、また生き返ろう!」


これは、二十歳の頃から大好きな、野田秀樹の芝居の中のセリフです。
1985年に初演されたそのシーンを、今でもはっきりと憶えています。
この言葉を耳にした瞬間、思わず涙が噴き出て、溢れました。

そして、後ろに流れているのは、クサイけれども「さだまさし」
「ハッピーバースデイ」という、十八年も前の古い曲です。



「あなたは、悩みがないように見えますネ!」
なんて、褒められてるのか、
呆れられてるのか判らないような評価を頂く昨今ですが。

そんな私だって、さだまさし、野田秀樹の時代から、
悩んだり、落ち込んだり、傷ついたりして、
その度、目が腐るほど泣いてきました。

もう、これ程に泣くこともないだろう・・・
なんて、自分を励ましながらね。


そして、時間という薬の効き目が次第にあらわれる頃、
復活・再生した自分に出逢います。
けれど、やれやれと思ううちに、また穴に落ち込んで・・・。
人生ってヤツは、その繰り返しでしょうか。



「いちど死んで、また生き返ろう!」


はっきりと絶望したことも、
もう駄目だと弱音を吐いたこともあります。

でも、今まで生きてきてわかったことは、
命ある限り、新しい自分に生まれ変われるってこと。
その可能性に驚き、感謝してきました。
これからも、それは信じられることと思います。



ほら、泣き腫らした目、化粧気もなくなったあなたの顔は、
まるで、生まれたばかりの嬰児のようです。


♪ だから、ハッピーバースデイ!

  昨日までのキミは死にました。
  おめでとう。
 
  明日からのキミの方がボクは好きです。
  おめでとう。


※本稿は、3月27日に掲載したものです


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