女房様とお呼びっ!
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2002年03月30日(土) |
HAPPY BIRTHDAY!によせて 〜98.05.08記す〜 |
「いちど死んで、また生き返ろう!」
これは、二十歳の頃から大好きな、野田秀樹の芝居の中のセリフです。 1985年に初演されたそのシーンを、今でもはっきりと憶えています。 この言葉を耳にした瞬間、思わず涙が噴き出て、溢れました。
そして、後ろに流れているのは、クサイけれども「さだまさし」 「ハッピーバースデイ」という、十八年も前の古い曲です。
◇
「あなたは、悩みがないように見えますネ!」 なんて、褒められてるのか、 呆れられてるのか判らないような評価を頂く昨今ですが。
そんな私だって、さだまさし、野田秀樹の時代から、 悩んだり、落ち込んだり、傷ついたりして、 その度、目が腐るほど泣いてきました。
もう、これ程に泣くこともないだろう・・・ なんて、自分を励ましながらね。
そして、時間という薬の効き目が次第にあらわれる頃、 復活・再生した自分に出逢います。 けれど、やれやれと思ううちに、また穴に落ち込んで・・・。 人生ってヤツは、その繰り返しでしょうか。
◇
「いちど死んで、また生き返ろう!」
はっきりと絶望したことも、 もう駄目だと弱音を吐いたこともあります。
でも、今まで生きてきてわかったことは、 命ある限り、新しい自分に生まれ変われるってこと。 その可能性に驚き、感謝してきました。 これからも、それは信じられることと思います。
◇
ほら、泣き腫らした目、化粧気もなくなったあなたの顔は、 まるで、生まれたばかりの嬰児のようです。
♪ だから、ハッピーバースデイ!
昨日までのキミは死にました。 おめでとう。 明日からのキミの方がボクは好きです。 おめでとう。
※本稿は、3月27日に掲載したものです
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