女房様とお呼びっ!
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2001年12月23日(日) 恥ずかしがってイイデスカ?#2 〜Mのスイッチ〜

いくら私でも、セックスしてる時って、タチ(能動)とウケ(受動)のスイッチを切り替えながらヤってる。タチモードの時は、サディスティックというより、ホラもっと感じてごらんってな心境だ。これは、私がS側にあって行為してる時も、再々胸の底から溢れてくる心情カナ。相手が感じてくれる程に、満足が増していく。

対して、ウケモードにある私は、もっと頂戴(笑)てな、受動態にして積極的なアピールをすることも勿論あるのだけど−−ホラ、アタシ欲張りだからね(笑)−−モゥドーニデモシテという、完全な受け身の心境に陥って、自分を手放しちゃってることも多いのよ。そうすることで、充分に性感を満喫できるのを知ってるからサ。

で、このタチとウケのスイッチの切り替えは、行為と感情の起伏に従って、ごく自然に起こっている感じだ。今度はアタシの番ネと意識したり、宣言したりする時もあれば、波の満ち干みたく、流されてそうなる場合もある。まぐわうごとのタチとウケの割合はまちまちだけど、ただ、ずっとウケに徹することは苦手なんだよね。

・・・・・。

オトーサンと行為するようになって、私は殆どウケ側に身を置いた。それは、私がM側になってSMぽい行為をしてたせいもあるし、何より、彼こそがウケ側に回れない人だったから。それは、ご自身も仰ってたワ。「してもらっても、気持ちよくなれないんダヨ」・・・それはそれで不幸かなと同情もするけど、仕方ないことなんだろう。

彼は性技に長けてたから、されるばっかの私は毎度夥しい絶頂を得る。ホントに一生懸命して頂いて、とても嬉しかったワ。私がヨクなる毎に、オトーサンも悦んでるんだと納得もしてたから、アタシだけイイノ?てな小娘みたいな疑問は抱いちゃなかった。けどナンカ、今ひとつ気持ちが盛り上がらないぞーとは思ってたんだ。

こう、狂おしい気持ちになれないのね。んー、愛がないからとかそゆんじゃなくてサ。即物的なセックスでも、のっぴきならない狂おしさに翻弄される醍醐味ってのがあんだけど、それがナイ。酷い言い方だけど、オナニーに似てる(笑)あぁ、ごめんね、オトーサン。私は貴方を”ツカエル玩具”程度に評価しておりました・・・。

ハマれないまま行為する私の楽しみは、ダイレクトに体感する性感と、Sとして行為するオトーサンを観察すること。蝋燭を背に垂らしてもらって、ウハーやっぱコレは気持ちイイものだったのねんと、自分の体感を面白がる。前から、そう睨んでたけどサ(笑)でもって、蝋燭持ってる彼を盗み見る。ひー、やはし勃ってるぅ(!)

・・・・・。

オトーサンはイラマチオをしなかったから、私としては助かったのだけど、フェラチオしてる最中に、あぁやっぱSの人なんだワとしみじみ思う。受動の性感に乏しいせいなんだろうけど、ウン、イイよ…なんて穏やかに仰って、もっと喉に入れてご覧とか指示を出す。これって、私がM魚に奉仕をさせてるのと同じ状況ダと笑えた。

で、彼のお望み通り、ちんこを喉奥まで滑り込ませる。なのに彼は、もっとと命ずる。アラ、まだダメなの?と、私はムキになる。っと、ここで能動の行為であるフェラチオが、いきなり受動行為に成り果てた。彼を感じさせる為に自らが采配する行為でなくて、言われた通りにする行為へ。行為の目的まで、すり替わったのだ。

この瞬間、私の根マゾの部分が刺激されるのを、はっきりと感じて焦った。正直、恐怖してしまったの。求められつつ否定されると、湧いて出てくる私の中の兵隊。奴隷性。泣きながら、支配者(母)に縋るイメージ。アァヤラレタッと心の中で舌打ちしながら、恐怖に動悸した。動揺を誤魔化しながら、オーラルは続けたけれど。

・・・・・。

あの素晴らしい経験を綴ろうと思いつつ、こんなコトまで思い出してシマッタ・・・いや、だから、私がスバラシイと回想するのは、この事じゃない(まだ引きずる、笑)


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