女房様とお呼びっ!
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2001年12月21日(金) 恥ずかしがってイイデスカ?#1 〜ワタシのM体験〜

五十に近い『オトーサン』は、けれど、小洒落た恰好をしてたから、とても若々しく見えた。ちょいと浮世離れしたような惚けた風貌で、気の抜けた喋り方をする人。だからテレクラで会話した時も、S男性とはいいながら、ナンダカ拍子抜けするほど茫洋とした雰囲気で、それが好ましかったし、会おうと思った由縁なんだ。

実際会っても、衒いのない柔らかい印象の人だったヨ。でもって、ご自身のことをよく喋る。それも、SMとは関係のないネタばかり(笑)これって、Sとして面談する場面では珍しいことなんじゃないかなぁ。少なくとも、それまでお目に掛かった何人かは、矢継ぎ早にセオリ通りの質問を、こちらに浴びせる方ばかりだったから。

帰りがけ、送って頂く車の中で、何度も「キニイッチャッタ」と仰るのが、あぁ、やっぱS男性ぽいワネと思う。私もそうだけど、S側にあるほうがM側を評価するとき、「気に入る」って言葉を選ぶようなイメージがあるのね(笑)・・・ま、そう言われて悪い気はしないけど、だからって、私も気に入った、とは断言出来なかったワ。

・・・・・。

二週間ほど無音に過ぎて、ある朝、突然に連絡をしてみた。出先が、偶々彼の居所に近かったという理由だけで。あわよくば送ってもらおうてな、不埒な考えで(笑)果たして、タイミングとはそうしたものか、彼もまさに出掛けようとしていたところだった。ちょいと車を回してもらって、しゃぁしゃぁと助手席に乗り込んだ。

相変わらず、専ら彼が喋るので楽だ。私の方は、仕事を終えてる気楽さで、よく知らない男の脇で呆けてしまう。オナカハ?と訊かれたので、スイテルと答えたら、自動的にレストランに着いた。ここで、彼に対する評価がぐっとアップする。私の空腹を気遣ってくれる人がスキ。単純な理由。その評価を抱いたまま、口説かれた。

仕事帰りの迎車と朝飯とセックス。儲けたなーと思ったヨ(笑)だから、彼が「ベッドに俯せになって、お尻を高く上げてごらん」と、SMぽく仰った時も、あいあいと二つ返事でお尻を掲げる。ぴしゃぴしゃと尻っぺたを張られて、ワーSMぽい〜とかはしゃいじゃってサ。彼のSたる思惑を悉く無視して、好きに振る舞ってしまっタ。

・・・・・。

それでも、奇特な彼は、私を構ってくれた。元々、M魚なんかよりS男性のほうが、ずっとマメで気が利くと思っていたが、面食らう程に世話を焼いて頂く。彼も遅くまで出張っている事情があったにしても、毎日のように車を飛ばして来ては、酔っぱらいの私を回収し、ひもじい私にモノを喰わせ、申し分のない快感を恵むのだ。

快楽に流されやすい私は、あっけなく、彼になついてしまう(笑)彼を『オトーサン』と呼ばわるのも、自然にそうなってしまった感じだったヨ。ただ、そこで二人の関係に「首輪が、主従が」と、如何にもDSチックな提案をされてたら、たぶん、私は肩肘張ったり、考え込んでしまったろう。やはり、私なりの拘りがあるからね(笑)

けど、SMな行為はしてもらってた。折角の機会だからね(笑)バラ鞭とか蝋燭とかさ、プレイというよか、私にとっての実験みたいな感じだったけど。だって、試してみたかったんだもん。いや、各々の責め道具は一通り、自分で試してみるんだけど、セクシャルな場面で使われたことがなかったからサ。これは面白かったなぁ。

・・・・・。

むー、話の展開がちっとも淫靡にならないナ(汗)でもでも、このあと、あの素晴らしい出来事が起こったのよッ・・・と出し惜しみをしつつ、本日はこれまで(笑)


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