女房様とお呼びっ!
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2001年12月07日(金) た・の・し・い・ボーイハント #2

相変わらずのやさぐれモードで、しおしおと書き散らしておりますが、有り難くもご覧頂いている皆さまには、たかだか若僧一人取り逃がした位で、ソコまで落ち込むのか?と、鼻白むお心持ちかもしれません。私が第三者であったとしても、ええぃ、鬱陶しいッと一喝して、鼻噛んで寝ろと捨て置く程度のことと想像するのです。

ですがですがネ、実を言うと、ワタクシ、待望のこの企画において、成功した試しがナイのです。これまで参加したのは、先日も含め、都合3回。どうにか毎回、釣り上げてはいるんです。トコロガ、魚籠に納めた筈の魚たちを、美味しく喰らうに至らない。スポーツフィッシングやってるつもりは、毛頭ないんですが・・・。

勿論、釣り本来の醍醐味は味わってますヨ。けど、ワタシは「喰うため」に釣りをしてるんですッ。魚を釣れば、料理して、美味しく戴きたい。キャッチアンドリリースなんて、悠長なこと言ってる暇はナイんですッ。釣った瞬間から腹が鳴り、ひっそり涎垂らしてるのに。せめて生け簀で飼って、ご馳走になる日を夢見たいのに。

・・・・・。

今春に行われた第一回で引っかけた魚は、生憎と未成年デシタ。我が憧れの若紫とほざいていても、現在の私には手に負えません。ってんで、早々にリリースを決定。とはいえ、釣ったご縁で茶を飲みながら馬鹿話をし、結果、再度漁場に戻ることもせず、機会を逸しました。ま、こん時は、釣り自体を楽しんだ感がありますワネ(汗

そして、今夏。好きモノのワタクシは、はるばると遠洋漁業に出陣。わざわざ新幹線に乗って、その為だけに遠征しました。先の轍を踏んではならじと、気合い充分で臨みましたよ。彼の地に降り立てば、やはり土地柄でしょうか、極彩色の熱帯魚のような魚たちがうようよいて、それだけで、すっかり舞い上がってしまいましたワ。

んが、私は釣り人。眼はしっかりと獲物を捉え、奴の脇に横並びに座り込み、釣りを開始したのです。「誰か待ってるの?」意図的にバリバリの東京弁使用(笑)すると、彼はこちらに目もくれず、「あ、友達デス…」とか言いやがる。ありゃ、シカトしましたね?釣られるために来といて、眉根ひとつ動かさずに。ふーん、ソウ。

・・・・・。

さて、その彼の態度に、私の感情はどう動いたか。って、この辺つくづく、ワタシって根マゾだわぁと思うんですが、発奮しちゃったんですよぅ(笑)愉快になっちゃったの。こういう手こずる奴に、手こずらされるのが好きなのデスネ・・・やーん、殆どマゾざます。かくして、釣りポイントを移動することなく、糸を垂らし続けました。

思えば、この拘りが間違いの元だったのでアリマス。結局、私の釣り針は最後まで無視されてしまいました(泣)明日は帰京するという私を、「楽しんでって下さい」と、彼はいなしたのです(!)それでも粘る私は、彼を打ち上げの席に誘い、その道すがら、手を繋いだりして浮かれてたんですけどネ。それは拒否されなくて安心シタ(笑)

釣り損ねた魚とはいえ、会食の場では和やかに会話を交わし、ナンダカ得したなぁなんてオヤヂっぽい打算にかられ、その場で追い込みをかけることもなく、平和にお開きとなりました。メアドを交換しあったりしてね。シャーワセでちた。・・・でもその後、何度かのメール交換の後、縁は途絶えてしまって。ま、仕方ないデス(溜息)。

・・・・・。

こーんな事情を背負い、みたび釣りに出た私。そして、みたび凹んでいるのです。


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