女房様とお呼びっ!
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2001年12月06日(木) た・の・し・い・ボーイハント #1

えー、ここんとこすっかりナリを潜めていたワケですが、何故って、んまぁ柄にもなく、ワタクシ、傷心中なのでアリマス。えっと、有り体に言うとフられまちた(しくしく)で、せめて同情を買おうと、あちこちに電話したりしてたんですね。あぁ、情けない。辛いぃぃ。ってんで、この記事もだらしなく綴っております。悪しからず。

日頃は「坊主続きの釣り人」と自虐気味に自称している私ですが、厳しい現実の前には冗談も出なくなりますワネ。というか、真顔になって、そゆこともあるサと大人らしく納得しようとするのですが、釣り逃した魚への執着ってのは、理性を裏切り、ココロを暗鬱とさせます。ドーシテェとか、アテない恨み言も出ようってモンです。

ま、禍福は糾える縄の如し。どなた様にもそう慰めて頂きました。自身、次に期待を繋げばいいことも、勿論わかっちゃいるんです。でもねでもね、ナーンカ「禍」続きのような気配が濃厚なんですけど?太公望にそっぽを向かれ放しなんですけど?・・・あぁ、けれど竿を折るには忍びない。だって、ボーイハントは楽しいんだもの(笑)

・・・・・。

ま、私が幾ら厚顔といっても、元が小心者なんで、街中であっさりとボーイハントは出来ません(笑)ところが、今春から画期的な企画が、とあるfemdom系サイトで開催される運びになったんですね(!)もー、両手をあげて参加表明しちゃいましたヨ。名付けて「女王様だって拾いたい!M男だって拾われたい!!」ブラボー!!!

釣られたいM魚が所定の目印をつけて、S女に釣られましょうって企画。で、釣る側も釣られる側も、所定の場所に集い、機会を待つワケです。凄いぢゃないですか。素晴らしいデス。心躍りマス。苦せずして、お目当てが見つかるのデス。お約束は唯一つ。M魚側からのナンパは禁止。これで更に、釣り人魂がそそられますワネ(笑

それに、ただのM魚好きの私にとって、その地にたゆたう魚たちを一望出来るってのは、それだけで眼福を得られる情景です。水族館を観覧するが如く、あの魚、この魚、品定めも楽しいし、泳ぎっぷりを眺めるのも面白い。そうこうするうちに、好みの魚を見つけた時の胸ドキ感ったら!もー、思わず鼻息が荒くなってしまいます。

・・・・・。

で、先日。辺り一帯がM魚水槽と化した雑踏の中に、彼がいたんです。私好みのお稚児さんみたいな子。色白で大人しげで、華奢な首にとっくりのセェタァ。前髪垂らした、可愛らしい男の子。うきゃー、萌え。彼の傍らに飲み物片手に陣取って、声を掛けるタイミングをはかる最中も、自然とニヤけてしまうのが、我ながら可笑しくて。

さて、いよいよ「ご飯は食べた?」と訊いたらば、「ハイ軽く」と答える。声もかぁいいぢゃないっっ。オバサンは入れ込みまくりデス。「アタシ、お腹が空いたから、お茶つきあわない?」と誘ったらば、透き通るようなほっぺを少し紅くして、「ハイ」と応じてくれまちた。斜に掛けた肩掛け鞄が、彼の若さを物語り、年増の私は人さらい気分(笑)

でもって、「アイスミルクティー」なんてオーダーするんです。あぁ素敵素敵。この、お行儀の良い男の子がマゾなんだワ。ナンカ嬉しい。あまり視線をくれるのもビビらせちゃうので、私としては、控え目に彼の気配を楽しんでおりました。そして、ぽつぽつと彼が語る言葉に耳を傾ければ、結構コアなM魚であることが判明。YES!

・・・・・。

てなワケで、私的にはすっかり、釣ったつもりでいたんですけどね・・・(つづく)


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