女房様とお呼びっ!
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2001年11月10日(土) キショいイタ電

イタ電ネタは、何度か披露しているが、M魚が寄越すソレは奇天烈にして面白い。
んまぁ、面白がってばかりじゃなくて、キチンと迷惑なのだけど、笑えるんだナ。
例えばだ。「パンツナニイロ?」みたいな、汎用性のある(笑)エロ文句にしても、
ダミ声で「ウンコクワセロ〜」とか繰り返されると、コントみたいで噴き出すワ。

ま、そんな台詞を吐く輩は、何らかの関わりで私がS女だって認識してるワケで、
こっちとしても、不埒な遊びを企み、携帯とはいえIDを晒して来た覚悟はあるサ。
だから、この手のイタ電がかかるのは、しょうがないと諦めてるんだね。マジに。
この期に及んで、非常識ダッ、なんて怒るのも意味ないし、大抵は放ってあるの。

てのも、M魚の発情には薄情な程に波があって、それが過ぎれば止んじゃうのヨ。
偶々の幸いなんだろうけど、ストーカーみたく執拗なのには遭遇したことがない。
奴らにとって、私は単なる捌け口ダ。手近なS女に手当たり次第かけてんだろう。
そそ、SMクラブの受付なんて、月一でイタ電ラッシュがあると言う。生理かい(笑

・・・・・。

その「ウンコクワセロ」野郎も、定期的にコールしてきた。毎度同じ調子ながら。
本来の声を誤魔化す為か、受話口の至近でがなるせいで、届く音声は割れ放題。
鬱陶しいやら、うんざりするやらなのだが、そのレトロなやり口が妙に可笑しい。
暇つぶしに耳を傾けたりもしたが、まるで壊れたレコードだ。ナントカシロヨ(笑

ある日、奴がヒトの言葉を喋り始めたことがある。ま、偶にあるパターンだけど。
こちらが聞き耳立ててるのを察知したのかもしれない。心境の変化もあったかな。
或いは、私の方がふとした悪戯心から、まともに応答したのがきっかけだったか。
喰わせてやってもいいけど、キミが誰だかワカンナイと無理でしょう?とか(笑)

ま、その辺は定かでないが、つまり、奴は私のことを知ってると言い及んだのだ。
あはは、イタ電男の常套句ダ。慌てる必要はない。「そう?どこで知り合った?」
ここで奴が電話を切れば、それはそれでいいし、返答に窮してしまうのも愉快だ。
勿論、面識ある奴がゲロするのも面白い。さぁ、どうでる?既に遊びモード突入。

・・・・・。

しかし、奴が「**で」と返事をするや、遊び気分はナリを顰めた。ナンダッテ?
コイツ、何をどこまで知ってる?止せばいいのに、追求したくなる。「いつの事?」
「夏の**のパーティーで」・・・ゲ、奴の発言が事実に近づいてくる。「それで?」
「遊んでもらって、この番号も教えてもらって」知ってる奴か?!「私の名前は?」

「青葉さん」ひゃー、ワカッテんじゃん。「で、青葉さんはキミに何をしたって?」
「**が終わった後、僕も含めて何人かでどっかのマンションに連れてかれて…」
ここまで聞いて、途端に冷静になった。だって、奴が語る「青葉」は私じゃない(笑)
「女の人がもうひとり居て、一緒に苛めてもらいました」ふぅむ、手の込んだ話だ。

「で、そん時に、アタシがキミに電話番号教えたってのね?」「ハイ、ソウデス」
「じゃ、キミはアタシの姿を見れば、アタシだってわかるのね?」「憶えてマス」
「あぁ、忘れてて悪かったワ。じゃ、明日逢いましょう。都合のいい時、連絡して」
「ゴメン。アタシ、キミの名前すら思い出せない。も一度教えて」と、電話が切れた。

・・・・・。

このやり取りで、奴の気は晴れたろうか?結局、翌日の電話はなかったけれど(笑
ただ、奴の告白が、奴にとっては真実であったと想像すると、気持ちの悪い話だ。
私の名を騙り、なりすまして行為して、ご丁寧に私のデータを告げる女がいたら!
そうそうナイ話とは思うけど、可能性はあるのよね。ま、これも自業自得かな(笑


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