女房様とお呼びっ!
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2001年10月29日(月) 奴隷契約書

えー、いきなりな掲題ですが、これはワタクシの好きなSMビデオのタイトルです。(ここんとこ作文力低下中につき、こんなネタでお茶を濁そうかと、笑)この作品は、昭和57年頃に封切られた日活ロマンポルノ(のビデオ化)です。主演は松川ナミ。彼女が女奴隷に扮して、あるお金持ちの旦那様に奉公するというお話です。

奴隷という商品として買われるオンナと、女をモノの様に買い、ペットの如く弄ぶオトコ。この設定自体がSM愛好者には憧れですし、ナミの身に起こる、奴隷としての試練(調教)は、SMプレイの美しいカタログのようです。それ以上に、情感溢れる名場面につぐ名場面。ワタクシなどは、見る度に泪ぐんでしまう程です(照)

それと、ナミちゃんの「旦那さまぁぁ〜」という台詞回しは特筆モノです。必聴!

・・・・・。

物語の冒頭、ナミが「納品用」に丁寧に梱包される場面は、本当に素敵です。彼女を商品として育ててきた売人が、出荷用に最後の剃毛を施します。売りに出される瀬戸際の、微かに抵抗を帯びたナミのか細い喘ぎ声が、薄暗い風呂場に響くシーン。やがて、ナミの肉穴に脱脂綿が詰められて、彼女は小さく結束されるのです。

細引きの紐に次々と縊られて、次第に美しい縄化粧を纏うナミの白い体。身じろぎもせずに、括られるままの彼女の儚げな横顔。売人は、肉の塊になった彼女を更に木箱に納め、その首に一通の封書をぶらさげます。その中にしたためられているのが、作品のタイトルでもある「奴隷契約書」。こうして、ナミは売られていきます。

大量の梱包材とともに木箱に封じ込められた商品が、それを購入した男の手によって、再び灯りの下に取り出されるシーン。件の奴隷契約書の内容が、高く澄んだナミの声のナレーションで重なると、切々と哀れな誓いを謳う声音が胸に迫ります。美しい所有物を前に昂ぶる男。「旦那さま・・・」と額づくナミ。あぁ、萌えるワ(照)

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何度も見たので、このテキストを書くにあたって、ビデオを見返したりはしてないのですが、もぅ次々とシーンが心に浮かんできます。あれもこれもと回想してると、またトンデモナク冗長な記事に成り果てる怖れアリ(苦笑)。なので、一番好きで感動したシーンを(どれも一番に選びたくて困りますが、笑)ご紹介しましょう。

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その日ナミは、何かの粗相のお仕置きに、バケツ一杯の水を無理矢理飲まされます。屋根裏の奴隷部屋での壮絶なシーンです。その後、真っ裸に縄を掛けられて、その上から上等な毛皮を羽織らされ、車の後部座席に転がされてしまいます。走る車の中で、次第に尿意が襲い、ナミは「おしっこに行かせて下さい」懇願し続けます。

暫く無視していた主人は、漸く「判った、小便をさせてやろう」と車を止めます。が、そこは銀座のど真ん中でした。車を降ろされたナミは、恥ずかしい格好のまま、首輪を填められ、リードで引かれて、人混みの中を歩かなくてはなりません。人々の好奇の視線と尿意に身を捩りながらも、ひたすらついていくしかないのです。

ところが、主人は一向に洗面所のある場所に誘ってはくれせん。ナミは、脂汗を流しながら、「旦那様…」と譫言のように繰り返します。やがて、遂に我慢の限界が訪れ、まさに銀座和光の時計台の前、突如ナミはしゃがみ込むと、犬のように小便を垂れ流してしまうのです。アスファルトを流れる黄色い液体を、虚ろに見つめながら。

けれども、その首輪に繋がれた鎖の先は、始終を見届ける旦那様の手に確かに握られ、その手はまた、恥ずかしい行為を遂げて虚脱した彼女を抱え起こすのでした。


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